2018年7月16日 (月)

天井裏の蟻道

天井裏の蟻道 昨日は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。雨漏れによって腐朽が確認された天井を開けたところ、蟻道の構築が確認されシロアリではないかとのことから、調査依頼を頂いた次第です。

早速現場を調査すると、天井裏に蟻道の構築が確認されました。しかしこの蟻道はシロアリが構築したものではなく、クロアリの蟻道です。徘徊しているクロアリを確認すると、クロクサアリであったことから、このクロクサアリが構築したものと考えられました。

クロアリの中には、シロアリのような蟻道を構築する種もありますが、蟻道の強度が異なります。シロアリは多くの場合、強固な蟻道を構築します。しかし、クロアリが構築する蟻道は脆く簡単に壊れます。クロアリの蟻道を、シロアリの蟻道と称して不安を煽る不届きなシロアリ防除業者もいますのでご注意下さい。

なおこの物件では雨漏れ補修工事を実施する際、お施主さまの希望でクロアリ駆除を行いこととなりました。室内でクロアリが徘徊するのは、不快とのことでした。当社ではクロアリ駆除や調査を承っております。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考の上お問い合わせ下さい。

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2018年7月15日 (日)

減少傾向

減少した木粉と死骸 昨日は、大阪府内の物件にアフリカヒラタキクイムシ対策でお伺いしました。この物件はマンションで、アフリカヒラタキクイムシの被害が複数の部屋で発生が確認されています。対策としては、ライトトラップによるモニタリングを実施しながら、薬剤処理と物理的対策等複合的に実施しています。

被害は主としてフローリングで確認されていますが、一部で壁面などでも確認されています。薬剤処理と物理的対策によって室内側での発生は抑制され、目撃事例もなかったことから駆除完了かと思われました。しかし、天井裏に設置したライトトラップには、アフリカヒラタキクイムシが捕獲された部屋も数部屋確認されました。

これは、壁内にある合板などから発生しているものと考えられました。被害のあるフローリングを安易に交換したしたものの、数年後には再発するケースがこの事例に当たります。だからモニタリングは重要であり、モニタリング結果と現場調査から次に有効な対策を考える必要があるのです。

モニタリングで大量の捕獲が確認された部屋では、壁面に被害が確認されたことから前回点検口を設置して頂いています。その壁内調査結果ですが、大量の木粉と死骸が確認され、発生源は壁内で使用されている合板であることがわかりました。そこで前回、複合的な対策を実施しています。

今回の結果ですが、壁内での木粉の堆積や死骸は大きく減少し、ライトトラップへの捕獲数も激減しました。前回の複合的対策が功を奏したようです。しかし、完全駆除には至っていませんので、更なる工夫が必要です。

被害部材交換や安易な薬剤処理は、かえって被害範囲を広げるケースがあります。アフリカヒラタキクイムシ対策は、生態を考慮しながら実施する必要がありますが、その大前提となるのが生息状況調査で、目視調査に加えライトトラップによるモニタリングが必須です。当社では、モニタリング結果を踏まえ、アフリカヒラタキクイムシ対策を立案します。そのため、お問合せ時点で駆除可能の判断できませんし、費用も算出できません。駆除可能の判断や費用は、調査及びモニタリング結果を踏まえてからとなります。なお、現地調査は有料となっておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考の上お問い合わせ下さい。

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2018年7月 6日 (金)

発生場所の移動

前回とは徘徊場所が異なったサクラアリ 昨日は、室内でクロアリが徘徊するとご連絡を頂いた兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件では、一昨年の晩秋にサクラアリの羽アリが発生し、昨年の春に駆除処理を行っています。

早速現場にお伺いし調査を行いましたが、大雨の影響があってか室内での徘徊は確認されませんでした。お施主さまが事前にクロアリは粘着テープで捕獲されていたことから、同定を行いました。その結果、徘徊していたのは前回同様サクラアリでした。

但し、前回と異なっているのは徘徊の確認された場所です。前回徘徊が確認された場所も調査しましたが、徘徊しているサクラアリは確認されず、活動していた兆候も確認されませんでした。

前回発生時の調査では、床下で巣穴や生息が確認され、室内側との侵入経路も明確でったことから薬剤処理を選択しました。しかし、今回は徘徊が確認されなかったことから、調査で活動範囲や侵入経路の明確化はできませんでした。そのため、今回はプロが使用使用するアリ用毒餌剤による対策を選択しました。但し、サクラアリも個体間に差があり、誘引される毒餌剤もあれば、見向きもしない毒餌剤もあります。そのため、数種類の毒餌剤の設置を行いました。今後はお施主さまにご協力して貰い喫食状況を報告を頂く予定です。その結果を元に、今後の対策について対応したいと思います。

当社では、クロアリ対策を行っています。マニュアルに沿った処理ではなく、対象となるクロアリの生態を考慮し、最適なクロアリ対策を提案します。クロアリ調査、対策、駆除のお問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2018年7月 4日 (水)

続く堆積と発生

新たな成虫脱出孔 昨日はヒラタキクイムシ対策で、兵庫県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、外来種のアフリカヒラタキクイムシが発生しています。一昨年から継続的に、アフリカヒラタキクイムシ対策を実施しています。

前回の対策から1ヵ月半ほど経過し、ここ数日間で新たに十数箇所の成虫脱出孔が確認されました。これまでと同様、物理的対策と化学的対策を組み合わせて対策をおこないました。

これら対策を継続的に実施していますが、発生が小康状態にはなかなかなってくれないようです。しかし、少しづつですが発生の度合いは減少傾向にあるようです。

この処理方法で、当面対策を継続する予定です。工夫を凝らした対策を実施を現在検討中ですが、部材への影響などもあり難航しているのが現状です。ヒラタキクイムシ対策は確立された方法がないためく、現場と対峙しながら対策を続けて行きたいと思います。

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2018年7月 3日 (火)

2種類のクロアリ

活動範囲への薬剤処理 昨日は、室内でクロアリが徘徊するとご連絡を頂いた奈良県内の物件にお伺いしました。この物件では、4年前にも室内でルリアリの徘徊が確認され、駆除処理を行っています。

早速、クロアリの徘徊しているとされる付近の調査を行った結果、クロアリの徘徊が確認されました。そのクロアリを採取し、同定を行った結果、ルリアリであることが判明しました。ルリアリの動線を調査し、薬剤の処理ポイントを決定しました。

ルリアリの動線を調査していた際、お施主さまがこちらでも徘徊していますとのことから、採取同定した結果、こちらのクロアリはアミメアリでした。アミメアリは特徴的な外観ですので、調査同定はし易い種となっています。こちらもアミメアリに動線を調査し、薬剤の種類、添加剤の種類と濃度、処理方法を最適化し、処理を行いました。

室内でクロアリが徘徊する事例は多くありますが、家屋内へ侵入するクロアリの種類は多岐に渡ります。クロアリだからこの薬剤を使用すればよいというものではなく、アリの種類、生態や食性などを考慮し、駆除処理することが重要です。

当社では室内で徘徊するクロアリ対策、駆除を承っております。その際、生息活動状況の調査を実施した上で、具体的な対策を立案及び説明提案させて頂きます。クロアリ調査、駆除、対策のお問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2018年6月29日 (金)

ゴキブリ対策

処理すべき場所に処理すること 昨日は、以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまからの依頼を頂き、お伺いしました。昨年までは全く見なかったゴキブリですが、室内で見かけるようになったとのことから、ゴキブリ対策でお伺いした次第です。

早速現場の状況を調査、ゴキブリの侵入経路や潜伏場所の調査特定を行いました。その上で効果的と考えらえるゴキブリ用薬剤を用いて、処理を行いました。ちなみに写真の処理は、その一部で床下換気口周辺に処理を行っています。

ゴキブリは伝染病を媒介するため、衛生害虫というカテゴリーに属します。そのため使用する薬剤は、医薬品又は医薬部外品登録された防疫用殺虫剤を使用しなければなりません。薬事法によって用法用量が決められいますので、自由に撒いてよいというものではありません。ゴキブリ対策では、薬剤を処理する場所が大きなカギを握ります。ゴキブリの活動域に処理しなければ、幾ら効果の抜群な薬剤を用いても十分な効果が得られません。

どの薬剤を使うかなどよりも、どこに処理するかが重要であり、そのためには事前の調査が重要です。調査を疎かにし、マニュアルに従って処理するようであれば、効果が得られなくても当然の結果です。ゴキブリやシロアリをはじめあらゆる害虫と対峙する際、重要なのは事前の調査です。その調査結果を元に対策を立案してこそ、プロとしての仕事なのです。

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2018年6月23日 (土)

発生期

排水ピットへの薬剤処理 昨日は、兵庫県内の物件に蚊の対策でお伺いしました。毎年、蚊が大発生するマンションで、3年前から対策を実施しており、対策が好評であったことから、今年も継続して実施しています。

蚊対策は幼虫(ボウフラ)対策が基本で、敷地内の調査を行い、想定生息域を特定することが重要です。ボウフラの生殖場所は水系ですので、排水ピットなどの水溜りが処理ポイントとなります。これら箇所に対して適切な薬剤を用いて処理を行いますが、処理量には細心の注意が必要です。ボウフラ対策に用いる薬剤は防疫用医薬品で、用法用量を守れば安全性は確保されます。しかし、水系に薬剤を流すことで下水を通じて河川や海などの流出する場合もあることを考慮しなければなりません。

写真は敷地内緑化部分の排水ピットですが、蚊はこのように動きがあまりない水系を好みます。このような箇所に薬剤処理を行うのですが、先月も対策を実施していますので、蚊に刺されることはありませんでした。この状態が継続できるよう、細心の注意を払って対策を行いたいと思います。

蚊といえば、数年前にデング熱の国内感染者が確認され大きな問題となりました。近年、海外旅行者の増加に伴い、感染症のリスクは確実に向上しています。感染症が発生するとその対策には多くのコストが必要となるため、予防対策の実施は非常に有効な手段となります。但し、過剰な薬剤処理を避けるためには事前の現地調査は重要です。これは、シロアリなど各種害虫に対して言えることですが、事前の調査によって駆除や予防のクオリティが向上し、後の効果に大きな影響を与えることは当然です。マニュアルに沿って行う処理では、現場を見ずに処理するため効果が劣るケースがあるため注意が必要です。

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2018年6月22日 (金)

箪笥の上に

箪笥の上で確認された糞 昨日は、以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまのお宅にお伺いしました。箪笥の上に何かの糞のようなものが見られることから、調べて欲しいとのことからお伺いした次第です。

早速糞が確認された付近を調査し、糞らしきものを採取し携帯型顕微鏡で確認しました。その結果、大きさは1mm程度で生物の糞であることが確認されました。当然ですが、この時点で何の糞かはわかりません。

この後、事務所に持ち帰り糞の解析を行いました。糞の中の内容物から食性などを判定し、どのような生物が該当するかを絞り込んで行きます。

特徴のある糞の内容物であれば糞をした真犯人は簡単ですが、特徴がないと同定は困難です。今回の糞では特徴的な内容物がありましたので、そこから真犯人に辿り着けるのではないかと思います。但し、決めつけてかからず、慎重に同定を進めたいと思います。

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2018年6月19日 (火)

顕微鏡による検定

実体顕微鏡による調査 昨日は、兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。継続的にIPMで衛生害虫管理を行っている物件です。

IPM管理は衛生害虫対策の手法で、6ヶ月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施します。その調査の結果に基づき、発生を防止するため必要な措置を講ずることとなっています。なお、発生のし易い場所では2ヶ月に1回、その生息状況等を調査し、必要に応じ、発生を防止するための措置を講ずることとなっています。

代表的な衛生害虫はゴキブリですが、宿泊施設であることからダニの調査も行っています。なお、ダニの調査については、簡易的で効率的な粘着式クリーナーで採取を行い、顕微鏡を用いて調査を行っています。粘着クリーナーでは、コナダニ類やヒョウヒダニ類が多く採取されますが、体長が小さく透明なので見難くなっています。しかし、刺咬性のダニを対象とした調査ですので実体顕微鏡クラスで対応は可能です。

ダニ調査は一般家屋でも使える手法ですので、調査結果を元にダニ対策を実施しています。ダニ調査、対策は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2018年6月14日 (木)

まだまだ捕獲されるようです

捕虫紙に捕獲されたアフリカヒラタキクイムシ 右の写真はアフリカヒラタキクイムシ対策として、ライトトラップを設置して年間の捕獲数をモニタリングしている物件から回収した捕虫紙です。

この物件では、2013年からライトトラップを設置しています。初年度はライトトラップの捕虫紙に500匹程度のアフリカヒラタキクイムシが捕獲されました。以降、毎年100匹前後のアフリカヒラタキクイムシが捕獲されています。

この物件では、室内側に成虫脱出孔や木粉(フラス)の堆積は確認されていません。ある建材から発生しているのですが、薬剤処理などの対策はできませんので、物理的な対策としてライトトラップによる捕獲も兼ねてモニタリングを実施しています。

ちなみに小員が対策を始めたのは2013年ですが、それ以前から発生しており7~8年が経過しています。害虫コンサルティングされている方の話しでは、発生から8年も経過すると近親交配により生育不良から生息数が減少するということでしたが、どうやら生育不良はなさそうです。

飼育中のアフリカヒラタキクイムシですが、これこそ近親交配なので生育不良が起きてもおかしくないのに、実際には継体飼育できています。近親交配の影響は、特定の昆虫で見られる現象かもしれませんね。

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