2017年6月12日 (月)

毎年木粉が堆積

Lyctidae351 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。フローリングから毎年少しづつですが、木の粉が噴き出してくるとのことです。

早速現場で確認すると、1枚のフローリングから数箇所の穴が確認されました。内部から虫体死骸を採取し確認同定した結果、在来種のヒラタキクイムシでした。

木粉の堆積はここ数年確認されているとのことですが、発生はこのフローリング1枚のみと小規模な発生のようです。

この程度であれば薬剤処理だけで収まると考えられがちですが、実際には穴が開いているところだけが被害箇所ではありません。穴が開いていない箇所に生息している場合もありますので、次年度以降新たな成虫脱出孔が確認されることはよくあります。

ネットの情報で成虫脱出孔から市販の殺虫スプレーを吹き込めば駆除できると記載がありますが、そんなに甘くはありません。ヒラタキクイムシの生態を理解した上で、適切な対策を立てる必要があるのです。

当社では現地調査実施の上で、具体的なヒラタキクイムシ対策の提示をさせて頂きますが、現地調査は有料ですのでご注意下さい。ヒラタキクイムシ対策お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年6月 8日 (木)

在来種は駆除できたようですが

Lyctidae350 右の写真はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いした際、撮影した1枚です。

この物件では数年前、新築2年目にヒラタキクイムシの被害が発生しています。この物件はとても厄介で、建材では在来種の発生が、輸入のインテリア雑貨からはアフリカヒラタキクイムシの発生が確認されています。

被害材交換をせずに対応したいというお施主さまとハウスビルダーさんの意向により、効率的な薬剤注入方法を教示させて頂きました。ちなみに外来種が発生しら輸入インテリア雑貨については、廃棄頂くようお願いをしました。

そして数年後、壁面から木粉の堆積が確認されたとのことです。被害材内部から虫体死骸を採取し同定した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。お施主さまからの聞き取り調査では、輸入インテリア雑貨が捨てられず、薬剤処理を継続的に実施しているとのことでした。

在来種はどうやら無事に駆除が完了したようですが、外来種については建材へ侵入したようです。原因は廃棄しなければいけないインテリア雑貨を、廃棄しなかったことです。薬剤注入だけで対応できるという過信が生んだ結果であり、建材まで被害が広がると対策は困難となります。

対策に関する見積書を提出させて頂きましたが、お施主さまは安直にお考えだったようで、想像以上の費用だったようです。輸入インテリア雑貨を素直に廃棄した方が、安価だったとのことです。

外来種のアフリカヒラタキクイムシは、初期対応が重要です。なお当社では現地調査実施の上で具体的対策の提示をさせて頂きますが、現地調査は有料ですのでご注意下さい。ヒラタキクイムシ対策お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年6月 2日 (金)

初期対応の重要性

Lyctidae349 右の写真は、先日兵庫県内の物件で撮影した1枚です。昨年から対策を実施しているアフリカヒラタキクイムシが発生している物件です。

この物件では、昨年の春に木粉の堆積が確認され、具体的対策を始めたのが初夏です。以降コンスタントに木粉の堆積が確認され、年末12月まで堆積が続きました。今期5月上旬から広範囲に、木粉の堆積が確認されています。

アフリカヒラタキクイムシの場合、温度の高い条件であれば年2回発生します。しかし、温度が高くなければ、産卵から成虫になるまで1年を要します。今期に入ってから発生している木粉は、昨年産卵し今年羽化した成虫の脱出孔から排出されたものです。明らかに昨年の木粉堆積数よりも今年は増加傾向にあります。

食害速度が速く、繁殖力の大きいアフリカヒラタキクイムシは、初期対応が重要です。アフリカヒラタキクイムシは在来種と生態が異なりますので、まず同定が先決です。その後は、被害状況や生息状況から具体的対策を立案します。ヒラタキクイムシ類の同定、現地調査は有料となります。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年5月24日 (水)

発生源対策

Prevention302 昨日は蚊の対策で兵庫県内の物件にお伺いしました。毎年、蚊が大発生して、困っておられるマンションでの対策で、一昨年、昨年と好評だったことから、今年も継続しての対策実施です。

蚊対策の基本は幼虫(ボウフラ)対策で、想定される生息域を把握することが重要です。排水ピットなどの水溜りがボウフラの生息場所となりますので、これら箇所に適切な薬剤処理することが重要です。

写真のような箇所に薬剤散布を行うと、中から蚊が飛び出してきました。蚊の発生期を考慮すると先月から実施できればよかったのですが、コストも考慮して今月からの実施です。

蚊の発生は10月いっぱいまで続きますので、季節変動を考慮しながらの対策となり、現地状況の聞き取り調査を行いながら対応したいと思います。

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2017年5月20日 (土)

補虫紙検定

Lyctidae348 昨日は、アフリカヒラタキクイムシ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。一昨年に被害部を撤去、それに合わせて一部薬剤処理を施しました。その後のモニタリングのため、ライトトラップを設置しています。

今回ランプ及び捕虫紙の交換を実施するとともに、捕虫紙の検定を行いました。その結果ですが、3匹のアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されました。

被害部を撤去し、見た目に対策は完了したと思っていても、実際には見えない場所で発生しています。これをきちんと管理しないと、結果的に増殖するため注意が必要なのです。

当社ではアフリカヒラタキクイムシ対策を実施していますが、対策の第一歩は現地調査です。調査により種類の同定、具体的の立案を行いますが、調査は有料です。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年5月16日 (火)

こちらも発生期

Lyctidae347 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年から対策を実施しているアフリカヒラタキクイムシが発生している物件です。

この物件では、昨年の春に木粉の堆積が確認されました。具体的対策を始めたのが初夏で、以降コンスタントに木粉の堆積が確認されています。今期に入り広範囲に木粉の堆積が確認され始めました。

アフリカヒラタキクイムシの場合、温度の高い条件であれば年2回発生します。しかし、温度が高くなければ、産卵から成虫になるまで1年を要します。今期に入ってから発生している木粉は、昨年産卵し今年羽化した成虫の脱出孔から排出されたものです。明らかに昨年の木粉堆積数よりも今年は増加傾向にあります。

食害速度が速く、繁殖力の大きいアフリカヒラタキクイムシは、初期対応が重要です。アフリカヒラタキクイムシは在来種と生態が異なりますので、まず同定が先決です。その後は、被害状況や生息状況から具体的対策を立案します。ヒラタキクイムシ類の同定、現地調査は有料となります。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年4月30日 (日)

調査用トラップ

Trap30 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理で害虫対策を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごと、定期に統一的な調査を実施しています。トラップ調査が基本で、その調査結果に基づき発生防止のための必要な措置を講ずることとなっています。

この施設では、元々ゴキブリの生息し難い完了でもあることから、トラップ捕獲事例はありません。しかし、厨房等外部から持ち込まれ可能性の高い場所では、一部薬剤との組み合わせも必要です。

当社がIPM管理を始める前は、他の害虫防除業者が薬剤処理による対策を実施されていました。当社がIPM管理を始めたころ施設管理担当者さまは、薬剤を撒かなくても大丈夫なのかという懸念もあったようです。実際にトラップ調査を行い管理していく状況で、ゴキブリ等の害虫を見ることがない現実、薬剤の必要性が部分的でよいことにご理解を頂いたようです。

IPM管理はトラップ調査をするだとか、薬剤を使わないとかを求めるのではなく、重要なのは広い観点で現場を見て、色々な手法でゴキブリの生息を問題のない範囲に抑制することが重要なのです。この手法は、単にゴキブリだけでなく、シロアリを始めとする他の害虫でも対応可能です。ですので当社では基本的にIPMで、調査をベースにした害虫対策を実施しています。

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2017年4月27日 (木)

今年最初の

Lyctidae346 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。フローリングから、木粉の堆積が確認されている物件で発生しているのは、外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

この物件では、昨年のこの時期に初めて木粉の堆積が確認されました。虫体採取、同定した結果、アフリカヒラタキクイムシであることを確認しました。被害が拡大する前にフローリングの全面撤去をお薦めしましたが、ハウスビルダーさんは部分撤去で対応することとなりました。

その後、晩秋から初冬までコンスタントに、木粉の堆積が確認されました。その都度、薬剤注入を繰り返していますが、あくまで対処療法であり根治までは相当時間を要するものと考えられます。

ちなみにこの事例での問題点は、国産無垢のフローリングからアフリカヒラタキクイムシが発生している点です。これは、国内流通段階で輸入木材から発生したアフリカヒラタキクイムシが産卵したものと考えれます。こうなると手の打ちようがなく、輸入段階での対策が必要であると考えれますが、実際には難しいでしょう。

アフリカヒラタキクイムシが発生している物件で、市販の殺虫スプレーを注入するだけで対応可能と安易に考えられる事例を多く見受けます。これは大きな間違いで、初期対応を失敗すれば大きな被害に繋がるため、ご注意下さい。

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2017年4月25日 (火)

発生想定ポイント

Prevention299 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理する必要がある面積以下ですが、基本的にIPMで管理を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、当該調査の結果に基づき発生を防止するため必要な措置を講ずることとなっています。発生のし易い場所では2ヶ月に1回、その生息状況等を調査し、必要に応じ、発生を防止するための措置を講ずることとなっています。

施設管理者の方と相談し、当該施設では発生のし易い場所について、2ヶ月毎に薬剤処理を行っています。処理については使用する薬剤の選定を行い、安全について最大限の配慮を行い処理を実施しています。

管理が行き届いていることもあり、ゴキブリの発生は確認されていないことから、今後もこの状態を継続していきたいと思います。

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2017年4月24日 (月)

蓄積したデータから見えるもの

Lyctidae345 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策としてライトトラップを設置している物件から回収した捕虫紙です。

写真の赤い部分は、正の走光性により誘引捕獲されたアフリカヒラタキクイムシです。写真の黒い部分は、天敵であるシロオビカッコウムシです。

シロオビカッコウムシの生態については研究者が少なく、よくわかっていないことが多い昆虫です。シロオビカッコウムシはヒラタキクイムシ類を捕食することから、シロオビカッコウムシの生息はヒラタキクイムシ生息数の減が期待されるものと考えていました。

しかしこの物件ではこの捕獲数の傾向が続いており、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数はなかなか減りません。在来種よりも繁殖数が多く、繁殖力が強いため捕食が追い付かない可能性もあります。天敵で防除できるかと期待したのですが、あくまで抑制程度であり過度の期待は禁物のようです。

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