2017年5月20日 (土)

補虫紙検定

Lyctidae348 昨日は、アフリカヒラタキクイムシ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。一昨年に被害部を撤去、それに合わせて一部薬剤処理を施しました。その後のモニタリングのため、ライトトラップを設置しています。

今回ランプ及び捕虫紙の交換を実施するとともに、捕虫紙の検定を行いました。その結果ですが、3匹のアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されました。

被害部を撤去し、見た目に対策は完了したと思っていても、実際には見えない場所で発生しています。これをきちんと管理しないと、結果的に増殖するため注意が必要なのです。

当社ではアフリカヒラタキクイムシ対策を実施していますが、対策の第一歩は現地調査です。調査により種類の同定、具体的の立案を行いますが、調査は有料です。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年5月16日 (火)

こちらも発生期

Lyctidae347 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年から対策を実施しているアフリカヒラタキクイムシが発生している物件です。

この物件では、昨年の春に木粉の堆積が確認されました。具体的対策を始めたのが初夏で、以降コンスタントに木粉の堆積が確認されています。今期に入り広範囲に木粉の堆積が確認され始めました。

アフリカヒラタキクイムシの場合、温度の高い条件であれば年2回発生します。しかし、温度が高くなければ、産卵から成虫になるまで1年を要します。今期に入ってから発生している木粉は、昨年産卵し今年羽化した成虫の脱出孔から排出されたものです。明らかに昨年の木粉堆積数よりも今年は増加傾向にあります。

食害速度が速く、繁殖力の大きいアフリカヒラタキクイムシは、初期対応が重要です。アフリカヒラタキクイムシは在来種と生態が異なりますので、まず同定が先決です。その後は、被害状況や生息状況から具体的対策を立案します。ヒラタキクイムシ類の同定、現地調査は有料となります。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年4月30日 (日)

調査用トラップ

Trap30 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理で害虫対策を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごと、定期に統一的な調査を実施しています。トラップ調査が基本で、その調査結果に基づき発生防止のための必要な措置を講ずることとなっています。

この施設では、元々ゴキブリの生息し難い完了でもあることから、トラップ捕獲事例はありません。しかし、厨房等外部から持ち込まれ可能性の高い場所では、一部薬剤との組み合わせも必要です。

当社がIPM管理を始める前は、他の害虫防除業者が薬剤処理による対策を実施されていました。当社がIPM管理を始めたころ施設管理担当者さまは、薬剤を撒かなくても大丈夫なのかという懸念もあったようです。実際にトラップ調査を行い管理していく状況で、ゴキブリ等の害虫を見ることがない現実、薬剤の必要性が部分的でよいことにご理解を頂いたようです。

IPM管理はトラップ調査をするだとか、薬剤を使わないとかを求めるのではなく、重要なのは広い観点で現場を見て、色々な手法でゴキブリの生息を問題のない範囲に抑制することが重要なのです。この手法は、単にゴキブリだけでなく、シロアリを始めとする他の害虫でも対応可能です。ですので当社では基本的にIPMで、調査をベースにした害虫対策を実施しています。

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2017年4月27日 (木)

今年最初の

Lyctidae346 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。フローリングから、木粉の堆積が確認されている物件で発生しているのは、外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

この物件では、昨年のこの時期に初めて木粉の堆積が確認されました。虫体採取、同定した結果、アフリカヒラタキクイムシであることを確認しました。被害が拡大する前にフローリングの全面撤去をお薦めしましたが、ハウスビルダーさんは部分撤去で対応することとなりました。

その後、晩秋から初冬までコンスタントに、木粉の堆積が確認されました。その都度、薬剤注入を繰り返していますが、あくまで対処療法であり根治までは相当時間を要するものと考えられます。

ちなみにこの事例での問題点は、国産無垢のフローリングからアフリカヒラタキクイムシが発生している点です。これは、国内流通段階で輸入木材から発生したアフリカヒラタキクイムシが産卵したものと考えれます。こうなると手の打ちようがなく、輸入段階での対策が必要であると考えれますが、実際には難しいでしょう。

アフリカヒラタキクイムシが発生している物件で、市販の殺虫スプレーを注入するだけで対応可能と安易に考えられる事例を多く見受けます。これは大きな間違いで、初期対応を失敗すれば大きな被害に繋がるため、ご注意下さい。

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2017年4月25日 (火)

発生想定ポイント

Prevention299 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理する必要がある面積以下ですが、基本的にIPMで管理を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、当該調査の結果に基づき発生を防止するため必要な措置を講ずることとなっています。発生のし易い場所では2ヶ月に1回、その生息状況等を調査し、必要に応じ、発生を防止するための措置を講ずることとなっています。

施設管理者の方と相談し、当該施設では発生のし易い場所について、2ヶ月毎に薬剤処理を行っています。処理については使用する薬剤の選定を行い、安全について最大限の配慮を行い処理を実施しています。

管理が行き届いていることもあり、ゴキブリの発生は確認されていないことから、今後もこの状態を継続していきたいと思います。

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2017年4月24日 (月)

蓄積したデータから見えるもの

Lyctidae345 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策としてライトトラップを設置している物件から回収した捕虫紙です。

写真の赤い部分は、正の走光性により誘引捕獲されたアフリカヒラタキクイムシです。写真の黒い部分は、天敵であるシロオビカッコウムシです。

シロオビカッコウムシの生態については研究者が少なく、よくわかっていないことが多い昆虫です。シロオビカッコウムシはヒラタキクイムシ類を捕食することから、シロオビカッコウムシの生息はヒラタキクイムシ生息数の減が期待されるものと考えていました。

しかしこの物件ではこの捕獲数の傾向が続いており、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数はなかなか減りません。在来種よりも繁殖数が多く、繁殖力が強いため捕食が追い付かない可能性もあります。天敵で防除できるかと期待したのですが、あくまで抑制程度であり過度の期待は禁物のようです。

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2017年4月20日 (木)

補虫紙検定

Lyctidae344 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策でお伺いした物件に設置しているライトトラップから回収した捕虫紙です。

この物件はマンションの一室で、室内フローリングにアフリカヒラタキクイムシ成虫脱出孔が多数確認されています。

フローリングについては、昨年の夏に物理的対策及び化学的対策を実施しています。それ以降、新たな成虫脱出孔や木粉の堆積は確認されていません。

これで対策が完了と思ってはいけません。見えない場所で発生しているかどうかを、きちんとモニタリングする必要があるのです。その結果が写真の通りで、アフリカヒラタキクイムシの複数匹成虫が捕獲されています。これこそ、見えない場所で発生していることの証明です。ですので、この対策を考えることが重要なのです。

害虫防除業者の中に、室内側で被害が確認されなくなったので完了とされる場合があります。明らかに知識不足なので、このような業者に頼むと再発のリスクがあるので注意が必要です。

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2017年4月15日 (土)

増減

Lyctidae343 昨日はヒラタキクイムシ対策で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件で発生しているヒラタキクイムシは、外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

この物件はマンションで、アフリカヒラタキクムシの発生箇所は目視可能な範囲ではなく、壁内や床下などに使用されている下地材から多く発生しています。

お施主さまにも協力を頂き、物理的対策と化学的対策を組み合わせて対応しています。そして、モニタリングと捕獲による生息数減を目的にライトトラップを設置して管理しています。

一昨年から対策を開始、今年のモニタリング結果としては、対策がより効果的であった箇所は発生を抑制することができました。しかし、昨年度確認されていなかった箇所で、捕獲されました。設置場所からすると、他の場所で発生し飛来によって捕獲されたものと考えられました。概ね発生源は掴めていますので、対策の実行とライトトラップの移設で対応したいと思います。

アフリカヒラタキクイムシは対策方法を間違えると、大きな被害をもたらします。安易な部材交換は、交換コストが高い割に被害が甚大となるためお薦めできません。適切な対処が求められますが、こうすれば対処できるというマニュアルはありません。必ず現場の状況を確認し、適切な対処方法を立案することが重要なのです。

当社のヒラタキクイムシ対策は現場調査と種の同定が必須です。なお、現場調査と種の同定は有料となりますので阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せをお願いいたします。

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2017年4月10日 (月)

補虫紙検定

Lyctidae342 昨日は、前日までのアフリカヒラタキクイムシ対策でのライトトラップの捕虫紙検定を行いました。

ライトトラップの設置は小屋裏及び天井裏で設置していますが、室内側では目視で対応できるため壁内等見えない場所での発生を把握するために設置しています。

対策を始めて7年が経過、築10年以上の物件ですが、まだアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されています。室内側での被害は確認されていませんので、壁内等で発生していることとなります。

モニタリングを行っている中では、きちんとした対策を施すと経過に伴い減少傾向となるのが一般的です。しかし、室内側では被害が確認されていないにも関わらず、増加する場合があります。壁内にある生息箇所で増殖していることを表しており、何も対策をしないと大きな再発につながります。

一番誤解されている点は、新しい木材しか発生しないと思われている点です。木材が古くなるとヒラタキクイムシ類の餌となるでんぷん質が変性すると考えられていますが、10年程度では変性しません。実際に15年以上経過した物件でも、未だに大量発生しているのです。いずれにしてもきちんとモニタリングを実施した上で、最適な対策を講ずることが重要です。モニタリングを実施せず、駆除完了したと判断することほど怖いものはないのです。

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2017年4月 9日 (日)

天敵

Lyctidae341 昨日は、前日に引き続き愛知県内でのアフリカヒラタキクイムシ対策でした。

アフリカヒラタキクイムシ発生初期では、被害材の撤去及び交換、薬剤による対策を実施しています。以降、アフリカヒラタキクイムシの特徴的な生態である正の走光性(光に集まる性質)を利用し、ライトトラップによる捕獲、モニタリングを行っています。

捕虫紙に捕獲された虫体を見ると、アフリカヒラタキクイムシ以外に捕獲される昆虫があります。ヒラタキクイムシ類の天敵であるシロオビカッコウムシです。

今回もシロオビカッコウムシが捕獲された捕虫紙がありましたが、天敵が捕獲されたからといって喜んでいられません。今回の事例のうち、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数は僅かだったのに対しシロオビカッコウムシの捕獲数が多いと、捕獲数以上にアフリカヒラタキクイムシが生息している可能性も考えられます。

捕獲数によって今後の対策が変わります。アフリカヒラタキクイムシだからこの薬剤を使ってなどという発想は、薬剤を撒くしか能のない防除業者ですのでご注意下さい。事実、ネットで調べ成虫脱出孔から殺虫スプレーを注入し、数年後には被害が増大し穴だらけになってからお問合せを頂くケースが多くなっています。いい加減な情報が氾濫していますので、こちらにもご注意下さい。

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