2020年2月20日 (木)

20年度ブリングセミナー聴講

廣瀬産業さんブリングセミナー 昨日はイエシロアリ駆除用ベイトシステムを開発販売されている廣瀬産業さんのブリングセミナーを、昨年に引き続き聴講しました。イエシロアリ駆除用ベイトブリングシステムの商品説明のほか、イエシロアリの生態や新しい知見に関する情報などが紹介されました。

ブリングシステムはイエシロアリの生態を考慮して開発された駆除システムで、昨年も複数の物件で使用させていただきました。このセミナーで関心するのは、毎回いろいろな事例を紹介されることです。一般的なメーカーが行うセミナーはセールスポイントの紹介ばかりで、自身で評価しないと本当の良さはわかりません。しかしこのセミナーでは、毒餌食餌速度の遅い事例を紹介され、どのように考察した上でどのように対処すればよいかを紹介されたことです。セミナーで聞きたいことは、如何に現場で十分な効果が得られることであるかで、そのような聞き応えのあるセミナーを聴講したいのです。

イエシロアリの知見も現場から得られたものであり、この現場主義が重要です。実験室でよい結果が出ても、現場ではほとんど効果のない薬剤は多くあります。シロアリの生態は教科書で勉強するのではなく、現場でおきていることが本当です。問題は、その現場でおこっていることをどう捉えるかです。その現象を流すのではなく、何故という疑問を持って調べることが重要です。今回のセミナーでも、多くのヒントをいただきました。廣瀬産業さんのセミナーは、技術者として必要なスキルを磨く内容となっており今後も参加して行きたいと思います。

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2020年2月19日 (水)

ペストコントロール1級技術者更新講習受講

ペストコントロール1 級技術者更新講習 昨年はペストコントロール1級技術者更新講習を受講するため、大阪天満橋にあるエル・おおさかへ行ってきました。ペストコントロール1級技術者更新は、3年毎に必要で更新講習を受講することが必須となっています。
更新講習は朝から夕方までのカリキュラムで、今回は下記の内容でした。

1.外来アリの生態と防除
2.防除機器等の最新情報
3.高圧ガス製剤による防除と取り扱い
4.薬剤抵抗性評価試験の手法と抵抗性の実際
5.PCOの最新情報
6.PCOのためのインフォームド・コンセント

外来アリの生態と防除では、アルゼンチンアリの道標フェロモンと毒餌剤を組み合わせた防除では濃い内容で興味をそそられました。PCOの最新情報では、協会による新型コロナウイルスの殺菌消毒の様子が紹介されました。PCOのためのインフォームド・コンセントでは実例を紹介されており、聴講された方々もインフォームド・コンセントの重要性を認識されたと思われました。

当該更新講習は内容がしっかりしており、受講料に対して満足できる内容となっています。どこの更新講習とは言いませんが、中身が薄い割に高額な更新講習料を取るものから比べると雲泥の差です。質の高い講演・講習会は積極的に聴講したいと思います。

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2020年2月16日 (日)

住宅医スクール2020

住宅医スクール2020 今年も住宅医スクール2020の講師依頼をいただき、講師をさせていただくこととなりました。10/9(金)は東京会場で、10/17(土)は大阪会場にて『防蟻対策の実務 現場ごとに異なるシロアリ対策~診断・対策のポイントを学ぶ』という演題で講演させていただきます。

住宅医スクールは一般社団法人住宅医協会が実施する、優良な住宅ストック社会の構築が求められる中、既存住宅の調査・診断・改修設計・施工・維持管理等の基礎から実践までを学ぶためのスクールです。木造建築病理学講座の内容を軸に、主に住宅実務者を対象として、毎年、東京と大阪で開講されています。講義内容は、劣化・耐震・温熱等の24の必須講義が実施されており、小員は劣化の中の防蟻対策の実務を担当させていただきます。建築士(一級建築士、二級建築士、木造建築士)で、住宅医協会の会員の方が住宅医スクールを修了することで、住宅医修了生となります。その後の実務での実践を検定会で発表した上で合格することにより、住宅医となります。

スクールは必須講義が24講義となっていますが、スポット受講も可能です。詳細は一般社団法人住宅医協会のホームページをご参考ください。

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2019年11月28日 (木)

2019年度木材保存士登録更新講習受講

2019年度木材保存士登録更新講習 昨日は大阪天満橋にあるエル・おおさか(大阪府立労働センター)で行われた2019年度木材保存士登録更新講習を受講してきました。公益社団法人日本木材保存協会の木材保存士免許取得者が、3年に1度の更新を義務付けられています。木材保存士登録更新するには、講習会を受講するかレポートを提出するかの選択肢があるのですが、レポート提出では無駄に別途費用がかかるため日程調節を行い受講してきました。

本講習は木材保存講座を兼ねているため、木材保存に関する基礎的な内容が中心となっています。研究員時代を含めシロアリ業界に携わって30年以上経過していますので、ほとんどの話しはこれまでのおさらいで知っておくべき基礎知識という内容です。公益社団法人日本しろあり対策協会のしろあり防除施工士の更新講習と異なるのは、加圧注入など表面処理以外の内容となっていますので、家づくりに携わる方については重要な講習内容となっています。

今回も薬剤の評価方法などの紹介も行われましたが、30年前からさほど変わっていません。変わりようがないので、仕方ないところかもしれません。法令に関しては逆に色々と変わっており、きちんと変更点を抑えておかないと間違った説明になることがあるため注意が必要です。

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2019年11月 2日 (土)

研究会講演聴講

日本木材学会生物劣化研究会2019年秋季研究会 昨日は、京都大学生存圏研究所内木質ホールで開催された日本木材学会生物劣化研究会2019年秋季研究会の講演を聴講しました。主題は『アジア地域のシロアリ事情を理解する』で、Prof. Sulaeman Yusuf (Indonesian Institute of Sciences)、竹松葉子教授(山口大学大学院)、大嶽穣治氏(バイエルクロップサイエンス日本株式会社)の方々が講演されました。

特に興味深かったのが、Prof. Sulaeman Yusuf 氏による東南アジア地域でのシロアリ分布と対策に対する講演で、日本とは異なる家屋事情でどのようにシロアリ調査を行い、どのような薬剤や処理方法で実施するのか非常に興味がありました。全編英語での講演でしたが、非常に参考となりました。

その他の講演も非常に有用で、とても参考となりました。研究関連の方や薬剤メーカーさんの聴講された方が殆どで、シロアリ防除業者の参加は小員だけでしたが色々な方々と意見交換ができて非常に有意義でした。

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2019年9月 2日 (月)

住宅医スクール2019大阪

住宅医スクール2019大阪 一昨日は、一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2019大阪で『防蟻対策の実務〜現場ごとに違うシロアリ対策~判断のポイントを身につける』という内容で講師を務めさせていただきました。

8月上旬に実施した住宅医スクール2019東京と同じ内容ですが、基本構成は『シロアリの生態』、『シロアリ被害の実例』、『駆除予防の実例』、『構造面から見た対策』、『薬剤と安全性』など多岐に渡っています。近年では建築士の先生やハウスビルダーさんが床下の点検調査を行う場合があるため、シロアリ調査の実例を紹介しました。

後の意見交換ではそこまでの点検調査はできないので、お願いすることになりますねと言われましたが、一般的なシロアリ防除業者の点検調査もそこまで精度はないこと、後で薬剤を大量に撒くため点検調査に精度が不要であることなど説明させていただきました。

後の懇親会では京都大の簗瀬先生とシロアリ談義ができ、楽しい時間を過ごすことができました。次年度以降もご依頼いただけるようであれば、更に質の高い内容にしていきたいと思います。

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2019年8月 9日 (金)

住宅医スクール2019東京

住宅医スクール2019東京 昨日は、一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2019東京で『防蟻対策の実務〜現場ごとに違うシロアリ対策~判断のポイントを身につける』という内容で講師を務めさせていただきました。

昨年までは主題の『防蟻対策の実務』は同じですが、昨年までの副題は『シロアリ駆除と予防法の実例』で今回とは異なります。これは昨年までの講演内容を見られた事務局の方がより内容が一致するようにと変更いただいた次第です。今回の副題を受けて、これまでに使用していた写真の一部を新しく知見が得られた物件の写真へと変更させていただきました。

また今回から一部動画を交えながら、シロアリの生態についても説明させていただきました。複数の動画を準備させていただきましたが、時間不足で紹介しきれなかったことがミスでしたので、次回の課題にしたいと思います。

聴講いただいた皆さんが真剣に聴講いただいて、演者としては冥利に尽きました。まだまだ講演内容としては未熟ですので、更によくできるよう精進して行きたい思います。

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2019年8月 8日 (木)

資料最終修正

講演資料最終修正 翌日は一般社団法人住宅医協会が主催する住宅医スクール2019東京会場での講演があるため、講演資料づくりが最終修正の段階と入っています。

演題である防蟻対策の実務に変更はないのですが、副題が今年から『現場ごとに違うシロアリ対策〜判断のポイントを身につける』に変更となりました。事務局の方が毎年小員の講演を聞き、この演題の方がより現実に即していると判断されたのでしょう。最近では建築士の先生やハウスビルダーさんが床下調査(インスペクション)される際の参考に少しでもなればと、新しい現場のスライドを追加させていただきました。

シロアリ調査はただ床下を見るだけではなく、シロアリの生態を考慮しどこから侵入するかをよく考えて調査することが重要です。それとともに、床下へ入ることのリスクもご紹介したいと思います。またこれらシロアリの侵入経路から、構造的にどのような工夫をすべきかもご紹介する予定です。

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2019年8月 2日 (金)

住宅医セミナー講演予定

住宅医セミナー2019  毎年講演させていただいている、一般社団法人住宅医協会が主催する住宅医スクール2019の講義の一つを今年もご依頼いただきました。題目は『防蟻対策の実務〜現場ごとに違うシロアリ対策~判断のポイントを身につける』で、8月8日(木)が東京で、8月31日(土)が大阪となっています。

住宅医スクール2019は5月から2020年1月まで開催されており、関東(会場:東京都千代田区)及び関西(会場:大阪市北区)にて、年1回通年制で合計9日間 27講義が開催予定となっています。詳細は一般社団法人住宅医協会の住宅医スクール2019をご参考ください。なお1講義から受講可能で、スポット受講は5,000円/講義だそうです。

この講演では、実際の現場でのシロアリの生態、その生態から考えるシロアリ対策、シロアリ調査の目的と重要性、駆除処理や予防処理の実例、シロアリ防除用薬剤など多岐に渡る内容をお話しさせていただきます。これら内容から、事務局の方が題目を考えていただき今回の題目となりました。

住宅医スクールは、住宅の設計や施工に携わる実務者の方々、行政の方、メーカーさん等の方々が対象となっています。講演後には聴講いただいた方から、よくシロアリ対策について相談をいただくようになりました。その背景にあるのは、シロアリ対策は薬剤処理ありきではなく、構造が非常に重要な要素を占めてることだと思います。構造でもベタ基礎ならシロアリは侵入しないという考えておられる方も、この講演を聴講いただければベタ基礎でもシロアリは侵入するのを目の当たりにされると思います。その上で、シロアリ対策のヒントを伝えることができればと考えております。当社では、ビルダーさん向けのセミナー、防除業者さんや各種団体向けに各種セミナー、勉強会の講師をさせていただいておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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2019年7月13日 (土)

社内研修会講演

社内研修会講演 いつもお世話になっているハウスビルダーさんから社内研修会講師の依頼をいただき、昨日講演させていただきました。依頼いただいた題目は『住宅で確認される昆虫群とその対策』です。

住宅でみられる害虫としては、木材害虫のシロアリやヒラタキクイムシ、不快害虫であるクロアリやコバエ、食菌性害虫であるチャタテムシ、衛生害虫であるゴキブリやダニ、蚊など広範囲の研修内容となりました。

害虫対策となると単純に薬剤を撒くというものではなく、発生している害虫の種類は何かを調べることが第一歩となります。害虫の種類がわかれば、その生態からどこに生息し、どこで活動しているかがわかります。現場での調査結果から、具体的な対策を立案します。害虫の種類によっては、被食者への対策も考慮しなければなりません。元から対策を立てないと、いずれ再発するため注意が必要です。

2時間の講演予定を大幅に超えてしまい、講師としては失格です。しかし、少しでも知識を向上していただきたいと思い超過してしまったことをご了承いただければ幸いです。

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