2018年8月15日 (水)

講演予定

住宅医スクール2018 例年ご依頼を頂いているセミナー(来月以降予定)をご紹介したいと思います。

一般社団法人住宅医協会が主催する住宅医スクール2018の講義の一つを、小員が担当させて頂きます。題目は『防蟻対策の実務〜シロアリ駆除と予防法の実例』で、10月4日(木)が東京で、10月20日(土)が大阪、10月25日(木)が福岡となっています。

スクールでの講演では、各会場必須講義が24講義、特別講義が7講義あるうちの必須講義の一つを担当します。詳細は一般社団法人住宅医協会の住宅医スクール2018をご参考下さい。ちなみに1講義も受講可能で、スポット受講は5,000円/講義となっているとのことです。

この講演では、現場で見てきたシロアリの生態、その生態からどのようにシロアリ対策を考えるか、シロアリ調査の目的と重要性、駆除処理や予防処理の実例、シロアリ防除用薬剤など多岐に渡る内容をお話しさせて頂きたいと考えています。

住宅医スクールは、住宅の設計や施工に携わる実務者の方々、行政、メーカー等の皆さんが対象となっていますが、過去にはシロアリ調査隊ブログを見て頂いているシロアリ防除業者さんもスポット聴講いただいたことがあります。当社ではビルダーさん向けのセミナーだけでなく、防除業者さんや各種団体向けに各種セミナー、勉強会の講師をさせて頂いておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください

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2018年3月17日 (土)

講演会聴講

日本木材学会生物劣化研究会春季研修会 昨日は、日本木材学会生物劣化研究会が主催する春季研修会『乾材害虫の木材・竹材への脅威について知る・考える』講演会を聴講するため、京都府立大学下鴨キャンパスへ行ってきました。

京都大院農学研究科の渡辺氏からは『竹材におけるチビタケナガシンクイムシの生活史と摂食行動の非破壊評価』が講演されました。X線CTを使いながら幼虫の成長過程や摂食行動を解析、産卵行動の評価などをされていました。想像以上の動きもあれば、意外と動いていない動きもあり、非常に興味深い内容でした。

京都大生存圏研の藤本氏からは『乾材害虫の人工飼育における最近の知見』が講演されました。ヒラタキクイムシ類の人工飼料はこれまでの研究から実績があり、その人工飼料がナガシンクイムシやシバンムシなどにも適用可能ことでした。小員も近年問題となっているアフリカヒラタキクイムシの飼育を行っていますが、個人では機器類の限界があるため、効率よい飼育はできませんが、参考になることをご指南頂きました。

奥村防蟲科学の奥村氏からは『ヒラタキクイムシ類における最近の発生事例と防除方法の検討』が講演されました。具体的な防除事例について紹介されましたが、手法の組み合わせが重要とのことであり小員の考え方と一致しました。但しアフリカヒラタキクイムシについて、発生8年後頃から近親交配等で生息が終息すると報告されていましたが、小員の現場で発生10年近くで再度大規模発生の事例を紹介させて頂きました。でんぷん質の高い環境がポイントと考えていますが、京都大生存圏研の吉村教授には同調頂きました。

今回の講義で京都大生存圏研の藤本先生から、対象となる害虫を駆除したいのであれば、その害虫の生態を知るべきとの言葉はその通りであり、どの薬剤を撒けばよいなどと生態を無視した処理を行う防除業者にこそ聞いて欲しい内容であるが、防除業者の聴講がほぼなかったことは非常に残念でした。物を売りたいメーカーが行う講演会も良いが、学会などの講演会も是非聴講して貰いたいものである。

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2018年3月 8日 (木)

セミナー聴講

バイエルクロップサイエンスセミナー聴講 昨日はシロアリ防除薬剤メーカーさんであるバイエルクロップサイエンスのセミナーを受講しました。新製品の紹介バイエルさんからは市場環境の話しやバイエルさんの方向性や新製品の技術説明等がありました。

今回聴講する主たる目的は、研究開発法人国立環境研究所の五箇公一先生の講演です。講演内容は『グローバリゼーションに伴う生物多様性の変化~将来の日本の昆虫勢力図~』です。

外来種がどのように侵入し、どのように広がっているか、どのように対応すべきかといった内容でした。特にアルゼンチンアリを駆逐した事例から、ヒアリをどのように対処すべきかといった内容は、単に薬剤を頼るのではなくどのように使えば最良の結果が得られるかという害虫対策の根幹にある内容のものでした。

五箇先生が何故テレビなどのメディアに出られるのか、それを知ることができとても有意義なセミナーでした。

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2018年3月 4日 (日)

シロアリフォーラム

現場事例討論 一昨日の薬剤メーカーさんの技術交流会終了後、シロアリフォーラムメンバーで宿泊しました。宿で色々なシロアリ現場の話しなど意見交換を行いました。

現場写真などを見ながら、調査結果からシロアリの活動範囲の特定、具体的な駆除方法など色々と紹介され、討論を行いました。

討論は深夜まで続き、一方的にレクチャーするのではなく、全員でどう対処すればよいのかなど、皆んなで勉強するのがシロアリフォーラムのスタイルです。

シロアリフォーラムで勉強したいと言われるシロアリ防除業者さんが多いのですが、シロアリフォーラムは勉強する場ではありません。各メンバーが工夫した道具や施工方法の紹介、自社で実験した結果や現場での成功事例と失敗事例の紹介など、各々が好き放題喋り倒す場です。一方的に教わる場ではないのです。

こうした他では得られないコアな情報を共有することで、次の新しいチャレンジへつなげていくものです。既存の道具しか使わないという方では難しく、道具を使い易く自作するような方でないと、情報を共有することは難しいでしょう。

今後も開催を予定していますので、新たなネタが仕入れられるよう現場も対峙したいと思います。

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2018年3月 3日 (土)

技術交流会

技術交流会 昨日は薬剤メーカーさんの技術交流会に参加してきました。

今回の技術交流会では、薬剤メーカーさんの研究所見学と講演会という内容でした。

研究所見学は、元薬剤メーカーの研究員であった人間からすると興味津々でした。面白いもので、研究所はほぼ同じ内容な機器類があり、試験も同じものが殆どでした。これは大学などの試験機関に準じていることが理由と考えられました。

講演会については自社製品の宣伝の内容で、疑問点もありましたがこちららは仕方ないところかもしれません。

この交流会では、施工業者さんによる現場事例の紹介が行われていたのですが、今回はそれがなく残念でした。但し、懇親会では業者さんの相互情報交換ができ、よい機会であったと思います。

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2018年2月21日 (水)

セミナー聴講

セミナー聴講 昨日はイエシロアリ駆除用ベイトシステムを開発販売されている廣瀬産業さんの商品説明会を聴講しました。イエシロアリ駆除用ベイトブリングシステムの商品説明のほか、公共木造建築物でのホウ酸製剤が使用不可の件の紹介やイエシロアリ駆除再発に関わる裁判事例などが紹介されました。

ブリングシステムは小員も使用している非常に秀逸なシステムで、イエシロアリの生態をきちんと理解した上で開発されています。シロアリを如何に効率よく駆除するかを考えられたシステムで、今後もイエシロアリでこのシステムが有用な物件があれば、使用して行きたいと思います。

公共木造建築物でのホウ酸製剤使用不可については、廣瀬産業さんが独自に実施した試験結果が元となり効果の弱さから使用不可になりました。これはより現場に近い試験での結果であり、当然と言えるもので国土交通省の正しい判断によるものです。今後も正しい判断で国には対応して欲しものです。

イエシロアリ駆除再発の裁判事例は、よく廣瀬産業さんが丁寧な対応された結果でした。小員も裁判事例に何度か対応したことかがありますが、時間と手間が係るのにボランティアとなりかなり苦労しました。ご苦労が共感できる内容でした。

廣瀬産業さんのセミナーは、シロアリ駆除を単なる儲けの手段として捉えず、技術者として必要なスキルを磨く内容となっていますので、今後も参加して行きたいと思います。

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2018年1月 5日 (金)

構造的シロアリ対策相談

代表的なシロアリ侵入ポイント 昨日は住宅医セミナーを聴講頂いた関東のハウスビルダーさんから相談があり、構造的なシロアリ対策のご相談で来阪頂きました。関東からの来訪ですので、弊社事務所ではなく大阪梅田での打ち合わせとなりました。

太陽熱を利用したシステムで、シロアリ対策をどうすればよいかとご相談を頂いた次第です。シロアリが侵入するか否かは建物の環境よりも、建物の構造が重要な要素となります。侵入できないような構造にすることは大切ですが、後天性な要因により侵入経路が新たに発生する場合があるため、定期的な点検調査と点検調査のできる環境づくりが必要となります。点検調査できない構造もありますが、点検調査の方法は多岐に渡りますので、工夫することが重要です。

既にシロアリ被害がある場合のご相談も頂きましたが、シロアリの侵入経路と生息範囲を点検調査により精査できていれば、極僅かな量の薬剤で駆除処理が可能です。点検調査の精度は、シロアリの生態と建物の構造を理解しているかが重要となるのです。一般的に実施されている薬剤大量散布は、本当のシロアリ駆除ではないのです。

今回のご相談でも話題となりましたが、長期優良住宅で概ね薬剤処理が必要な点です。ましてや5年毎に点検調査を実施し、防腐防蟻処理を行う必要があります。きちんと定期的な点検調査ができていれば薬剤を撒く必要もないのです。それは新築時にも言えることで、わざわざ費用を支出させるための制度としか思えません。

シロアリ対策は、薬剤処理ありきではありません。シロアリフォーラムメンバーでは、基本的に点検調査主体のシロアリ対策であり、薬剤を撒かなくてもシロアリ対策はできているのです。いい加減現実を見たシロアリ対策を国策として考えて欲しいものですね。

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2017年10月31日 (火)

セミナー聴講

セミナー聴講 昨日はいつもお世話になっている、防虫コンサルティング商社環境機器さんのセミナーを聴講しました。

今回の聴講の目的は、カビの世界では著名な高鳥先生の『カビを知って→カビ対策』です。昔、セミナーや学会でお話しを聞いたことがあり、期待して聴講しました。但し今回の内容は、初心者向けでやや残念ではありましたが、基礎の復習となりあらためて勉強する必要を感じました。

その他の内容で気になったのは、各社薬剤メーカーさんによる薬剤の紹介です。良い面をアピールするのは当然でしょうが、悪い面を紹介するメーカーが1社しかなく、残念としかいいようがありません。欠点を紹介されたメーカーさんは、その欠点をどう補うかを説明されていたのは評価に値します。あと多くのメーカーさんが薬剤伝搬性をPRされていましたが、薬剤は勝手に伝搬しません。伝搬させるのはシロアリであり、処理方法を間違えると伝搬しなくなるのです。それをきちんと説明しないのは、わざとなのか知識がないのかわかりませんが、残念でなりません。もう少し正直に、正しい内容を説明して欲しいものです。

このようなセミナーでは自分で仕入れることができない情報や、仕事のヒントが転がっています。これからもできるでけこうしたセミナーを受講していきたいと思います。

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2017年10月22日 (日)

住宅医スクール2017大阪

住宅医スクール2017大阪 昨日は一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2017大阪の講義で講師を務めさせて頂きました。

ご依頼頂いた講義内容は『防蟻対策の実務-シロアリ駆除と予防法の実例』です。聴講される方は、建築士の先生や工務店さんなど現場でシロアリを見る機会のある方々です。そのため、シロアリの生態についてはいろいろと勉強されておられるようですが、実際の現場でシロアリがどのように動くのかなど、現場ベースでのシロアリ生態の話しをさせて頂きました。

また、シロアリ被害現場写真をメインに、シロアリ防除がどのように行われるのかをご紹介しました。シロアリ駆除については、一般的に行われている薬剤大量散布による駆除と予防の同時施工と、シロアリフォーラムメンバーらが行っているピンスポットでの駆除をご紹介させて頂きました。

これまで聞いてきたシロアリの生態など、実際の現場では全く異なっていることなど説明が広範囲となり、結果的に1時間半の講義の中で説明できませんでした。しかも、質疑応答の時間が取れなかったことなど、次回以降の課題にしたいと思います。

毎年聴講頂く方は変わりますが、いつも皆さん熱心に聴講頂いています。講義する側としては、こんなに嬉しいこうとありません。今後も更に精進し、中身のある講義にしていきたいと思います。当社では、シロアリに関するセミナーを行っておりますので、お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2017年10月12日 (木)

更新講習

公益社団法人日本しろあり対策協会のしろあり防除施工士更新講習 昨日は、公益社団法人日本しろあり対策協会のしろあり防除施工士更新講習に参加しました。

しろあり防除施工士と言うと専門的な資格のように聞こえますが、高額な指定講習を受ければ簡単に取る事ができる資格です。ちなみにこの資格は3年に一度、高額な更新講習を受講しなければ更新できないのです。

今回は広島大の森先生による、熊本地震と蟻害腐朽との関連など有用な講義もありました。但し、残念ながら薬剤に関する資料などは、安全である旨の説明はあるものの、薬剤が持つリスクの説明が全くありません。未だにアルカリ水溶液に有効成分を入れて安定しているので、コンクリートでは分解されないと言われています。分解されないのと、効果が低下するものは別物かもしれませんが、一部の薬剤でコンクリートの上に処理することにより効力が低下する事実はあるのです。薬剤メーカーの話しを鵜呑みにされているとしか思えてならず、現場とのギャップを感じました。

安全管理に関する話しなどは、お粗末としかいいようがありません。最低でも居住者さまの中毒事例、河川流出による魚類致死事例、井戸水混入による回復に要した金額の事例など事故事例を紹介し、啓蒙していくことが重要ではないでしょうか。

公益社団法人となり社会的信用も上がっているのですから、中身も伴って欲しいものです。高いお金を払い、貴重な時間を使っているのですから、もう少し中身のある内容にして欲しいものです。

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