アメリカカンザイシロアリ-16
落翅虫となり木に穴を開けたアメリカカンザイシロアリが木の中で生活をし始めておよそ7ヶ月経過して今回初めて砂状の糞が観察されました。
この落翅虫はアメリカカンザイシロアリ-2で紹介したうちの1頭です。結局、1頭で木の中へ入って生活しているようです。
アメリカカンザイシロアリの糞を現場で見られた方ならよくわかると思いますが、糞の中に色の濃いものが混ざっていません。他の場合もこの傾向があるようで、木の中で生活を始めて間もないころは色の濃い糞は出ないのかもしれませんね。
ちなみに、なぜ色の濃い糞がでるのかまだはっきりとわかっていません。というのもシロアリの研究者は少なく、未知の部分が多く、特にアメリカカンザイシロアリは外来種でまだまだ生息数も少ないことから研究が進んでしません。
今後も防除に役立てられるような生態観察を続けて行きたいと思います。
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コメント
アメリカカンザイシロアリの糞は販売していますか。
投稿: ペスコン | 2007年8月15日 (水) 00時41分
アメリカカンザイシロアリの糞は売れるんですか?私は販売したことがありません。欲しい方にあげたことはあります。
ご必要であれば送りますし、お急ぎでなければセミナーの時にお渡し致します。
投稿: シロアリ調査隊 | 2007年8月15日 (水) 22時41分
セミナーに期待しています。
環境機器様のセミナーの案内に10月2日とありました。
投稿: ペスコン | 2007年8月15日 (水) 22時45分
10月2日は確定です。私は午後からの講演となりますので宜しくお願い致します。
その際、アメリカカンザイシロアリの糞をお持ち致します。
投稿: シロアリ調査隊 | 2007年8月15日 (水) 22時53分