羽アリ発生の遅れ
飼育・観察中のネバダオオシロアリの羽化がピークを迎え始めています。昨年よりも2~3週間遅れているようです。3月末から気温が上がらないのが要因と考えられます。
ネバダオオシロアリの羽アリはやがて翅を落とします。ネバダオオシロアリの繁殖力は旺盛で、殆どが翅を落としたあとも生き残っています。
ネバダオオシロアリは湿潤した木を好むとされていますが、私の飼育しているケース内では、決して湿潤条件ではありません。ネバダオオシロアリは兵庫県内の山中で確認されていますが、現時点では家屋内での生息は確認されていません。湿潤条件でなくても生息できていることから、今後家屋での被害の可能性が考えられます。
生態を良く知ることが駆除の基本です。今後も生態研究を続け、駆除にフィードバックしたいと思います。
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