アメリカカンザイシロアリ-81
アメリカカンザイシロアリ飼育ケース内は定期的に水分補給と掃除をしなければなりません。その際、有翅虫(羽アリ)の群飛があった模様です。先月の点検時にはなかったので、9月に入って発生したものと推測されました。今回の群飛は比較的纏まった数だったようです。
アメリカカンザイシロアリの群飛(羽アリの発生)は秋の報告事例が多いようです。しかし、群飛時期は特定してはいけません。この飼育ケースも、纏まった群飛は5月後半が多く見られていましたが、今回は9月です。アメリカカンザイシロアリはこの季節だからというのを特定してはいけないようです。
ちなみに飼育ケースの給水と掃除には重要な意味があります。給水は生物であるがために水は不可欠です。あまりにも水分が少ないと、給水直後に水を飲みに擬職蟻が出てくるほどです。カンザイシロアリだから水は不要と考えることは、極めて危険なのです。実際の現場でも実は雨かがり部分に被害が集中するケースは多いのです。飼育ケース内の掃除は、糞の堆積傾向や羽アリの発生を確認するためです。
アメリカカンザイシロアリは飼育すればするほど、色々なことを教えてくれます。当社では飼育観察を通じてアメリカカンザイシロアリ対策を工夫します。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。
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コメント
おお、シロアリは恐ろしいですね。
投稿: 災害や事故を避ける運 | 2013年9月25日 (水) 01時07分
アメリカカンザイシロアリの食害状況がよくわかります、ご相談した案件のお施主様に、この写真をお見せしてもよろしいですか? 先日結果報告と写真をメールしていますが見て頂けましたか? 再度ありがとうございました
投稿: 依田恵二 | 2013年9月25日 (水) 07時55分
メールにてお返事させて頂きますね。
投稿: シロアリ調査隊 | 2013年9月25日 (水) 22時14分