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2015年11月24日 (火)

現場で起きていること

Prevention225 昨日はハウスビルダーさんからの依頼で、滋賀県内の物件にお伺いしました。ヒラタキクイムシ対策が今回の目的です。

この物件は今年の初夏に点検調査を行った物件で、被害は天井に使用されていた合板で、虫体は確認されなかったものの、在来種のヒラタキクイムシと判断しました。

この時期に対策を行ったのは、幼虫は合板内に生息し、成虫の発生しない時期であることが理由です。成虫発生時期に撤去作業を行うと、成虫が飛来拡散し、生息場所を拡散させたくなかったことがその理由です。

ちなみにこの物件は築10年以上経過していますが、今年も木粉の堆積されました。木材中のでんぷんは4~5年で分解し、生息できないと記載されていることもあるようですが、実際の現場では10年以上経過していても、普通に生息しています。書いてあることが本当ではなく、現場でおこっていることが本当のことなのです。

今回は撤去しきれなかった部分に生息していたと仮定し、必要な処理を行いました。ヒラタキクイムシだからこの薬剤、この処理というものではなく、現場に合わせて行うことが重要です。ヒラタキクイムシ対策につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照のうえお問い合わせ下さい。なお、具体的な対策につきましては現地調査が必須で、調査につきましては有料となりますのでよろしくお願いします。

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