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2023年7月31日 (月)

非破壊シロアリ探知機調査

非破壊シロアリ探知機調査 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。継続的に対策を実施している案件で、2階の窓枠付近にアメリカカンザイシロアリの糞が確認されたとのことからお伺いした次第です。

この物件は前回訪問が2年前で、今回とは別の場所でアメリカカンザイシロアリの糞が確認されました。今回は2階窓枠付近からの発生ですが、5年前にもこの窓枠では発生しています。非破壊シロアリ探知機を用いて活動範囲の精査を行い、薬剤注入処理を行いました。ちなみに過去に薬剤注入処理を実施した箇所やその他の箇所についても、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施しました。

アメリカカンザイシロアリの活動範囲ですが、非常に狭い範囲での活動でした。糞の排出孔付近では活動が探知されず、少し離れた箇所で反応が得られました。脱糞孔付近では糞が溜められている空間があり、糞の排出時だけにやってくるものと考えていますが、今回の反応をみてもこれが正解だと思います。

今回の薬剤注入処理については、新しい取り込みにチャレンジしました。より簡便でながらも室内試験では良好な結果が得られていますので、よい結果に期待したいと思います。

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2023年7月30日 (日)

シロアリ監視ステーション定期点検調査

シロアリ監視ステーション定期点検調査 昨日はシロアリ監視ステーション定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は15年前からのお付き合いで、基礎外断熱構造の物件です。

15年前に基礎外断熱部分から大量に羽アリの発生し、駆除処理を実施しました。薬剤による予防処理をお施主さまのご希望から実施せず、建物外周部にシロアリ監視ステーションを設置し管理を実施しています。

羽アリが発生した直後、サイディングの一部を剥がし壁内断熱材への侵入状況を調べています。幸い1m程度しか上がっている程度で収まっており、結果的には幸いな状況でした。基礎外断熱には羽アリの発生箇所以外にも複数の箇所で侵入が確認されており、建物外周部には多くのシロアリのコロニーの存在が確認されました。

右の写真は点検調査のために設置したシロアリ監視ステーションで、今回の点検調査でもシロアリの侵入は確認されませんでした。ちなみに写真のシロアリ監視ステーションでは、過去にシロアリの侵入が確認されました。建物に近いシロアリ監視ステーションの場合、毒餌剤の施薬を行うことがあります。しかし原則は監視が目的ですので、毒餌剤の施薬は行いません。

建物に近いシロアリ監視ステーションでシロアリの侵入が確認された場合、基礎外断熱面の非破壊シロアリ探知機調査を詳細に実施します。探知された段階で薬剤処理を施しても十分対応は可能です。当社が薦めるシロアリ監視ステーションは、シロアリの活動範囲や活性、動き方などを加味して対策を考えるのがコンセプトです。

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2023年7月29日 (土)

徘徊未確認

徘徊未確認の窓枠 昨日は室内でクロアリが徘徊するとご相談をいただいた兵庫県内の物件にお伺いしました。10年以上前にシロアリ対策で、3年前にはトビイロケアリ対策でお伺いした施設です。

徘徊が確認されたのは北側の窓枠で、現時点で徘徊は確認されませんでした。周辺で確認されたクロアリの死骸を確認した結果、前回同様トビイロケアリでした。

腐朽した木材に営巣する傾向のあるトビイロケアリですが、徘徊の確認された箇所ではおそらくお降雨による腐朽が確認されています。しかし営巣までできる感じはなく、屋外側から侵入し徘徊していたものと考えられました。

現時点では徘徊していないことから、様子を見ながら徘徊が確認された段階で処理を行うこととなりました。

 

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2023年7月28日 (金)

ヒトスジシマカの確認

ボウフラ生息域対策 昨日は年間計画で蚊対策を実施している、兵庫県内のマンションにお伺いしました。5月から月1回の処理を行い、年6回の対策を実施しています。

蚊対策の中心は、幼虫であるボウフラに対して実施しています。ボウフラの生息場所である排水桝などの水系に対して、他の生物に害が少ないと言われる昆虫成長阻害剤(IGR剤)を処理しています。成虫対策として合成ピレスロイド系薬剤を使用していますが、環境への流出に留意し成虫の潜伏箇所に処理しています。例年、もう少し早いタイミングで処理を実施していますが、今年は案件が多く月末に近い処理となりました。今年は梅雨入りが早く先月処理以降の降水量が多かったこともあり、隣地に近い排水桝付近でヒトスジシマカが確認されました。

ヒトスジシマカは、デング熱媒介種として知られており注意が必要です。ヒトスジシマカは一般的にヤブカと呼ばれ、刺されると強い痒みを感じる種類です。管理人さんからの聞き取り調査では、まだ刺咬事例はないとのことからよいタイミングで処理できたのではないかと思います。

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2023年7月27日 (木)

通れない床下通気口

床下通気口が狭く侵入できない増築部 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため大阪府内の物件にお伺いしました。今年の春に出窓付近で羽アリの発生した物件で、早くからシロアリ調査依頼をいただいていたのですが、やっと日程が合いお伺いした次第です。

この物件では、増築部分の出窓付近から羽アリが発生したとのことです。発生した羽アリはハウスビルダーさんによって捕獲され、発生時直後に同定を実施しヤマトシロアリの羽アリであることを確認しています。

床下側から点検調査した結果、羽アリの発生した増築部分の床下へつながる床下通気口は開口サイズが小さく到底通過できるサイズではありません。そこで遠目から写真を撮影したのが、右の写真です。シロアリ駆除処理するためには、当該増築部に床下点検口を新設する必要がある旨をお施主さまとハウスビルダーさんに説明、新設いただく手筈となりました。

ちなみに既存部分の床下は、過去にシロアリ防除処理された形跡がありました。現時点でシロアリの侵入がなく侵入の形跡もないので、薬剤処理ではなく定期的な点検調査で対応できる旨の説明をさせていただきました。

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2023年7月26日 (水)

キッチン掃き出し窓の羽アリ

サッシ枠で確認された羽アリ死骸 昨日はキッチン掃き出しで羽アリが確認されたとご相談をいただいた、兵庫県内の物件にお伺いしました。以前仕事でご一緒した住宅管理会社さんから独立された方から相談をいただき、お伺いした次第です。

掃き出し窓枠の隙間に羽アリの死骸が確認されたことから、採取同定を行いました。その結果、初夏によく見られるトビイロケアリの羽アリでした。トビイロケアリは腐朽した木材に営巣することが知られており、この掃き出し窓が浴室に隣接していることから浴室壁内や土台などに営巣している可能性が高いものと考えられました。

和室には床下点検口が設置されていましたが、キッチンの基礎には人通口(床下通気孔)がなく点検調査はできませんでした。キッチンに床下点検口を新設した後、対策を実施することとなりました。

この物件は賃貸物件で、入居者様は大きさのことなる羽アリが発生したので複数の種類のクロアリが発生したと思われていたようです。トビイロケアリに限らず羽アリは雄と雌で大きさが異なりますので、違う種類でないとご説明させていただきました。

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2023年7月25日 (火)

改築と増築

想定侵入経路 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。改築中の物件でのシロアリ対策がこの日の案件です。

この物件は布基礎を残し、その他は全て撤去されています。元々は土の床下でしたが、内側には土間コンクリートが打設されています。それ以外に増築もあり、こちらはベタ基礎となっています。

このような条件では、布基礎と土間コンクリートとの接合部がポイントとなります。一見、くっついているように見えますが、収縮によって隙間が発生します。ある大きさの隙間ができれば簡単にシロアリは侵入可能となりますが、収縮以外にも振動や地震、沈下などで簡単に隙間は発生するのです。

薬剤処理はこの隙間に処理することが重要で、土間コンクリート表面に大量散布しても薬剤と費用の無駄遣いでしかありません。当然、増築ベタ基礎部分と既存部分の接合部も同様の現象が起こる可能性が高いため、これら箇所もきちんとした処理を行う必要があります。

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2023年7月24日 (月)

ホウ酸製剤処理

新築物件ホウ酸製剤処理 昨日は新築物件での防腐防蟻処理で、兵庫県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築士の先生が設計された物件で、ハウスビルダーさんと直接仕事をするのは初めてです。

建築士の先生は小員のセミナーを聴講されたこともあり、配管などは立ち上がり基礎部分からとなっています。本来はベタ基礎を一体化したかったそうですが、コストの関係から別々に打設されたとのことです。

建物自体、安全性が必要な施設であることから、ホウ酸製剤による処理が指定されています。そのため、普段ハウスビルダーさんと付き合いのあるシロアリ防除業者ではなく、当社が実施することとなりました。

ホウ酸製剤には八ホウ酸 二ナトリウム四水和物(DOT)の水溶液を使用しました。DOTは安全性が高いとされていますが、米国労働安全衛生局(OSHA)の危険有害性周知基準で類似の無機ホウ酸化学製品による動物慢性毒性研究により有害とされています。安全に絶対はなく、大量に使用する場合には注意が必要です。

ホウ酸処理された木材はシロアリの食害を受けにくくなっていますが、シロアリのコロニーを駆除する能力はありません。ですので新築時の予防にはお薦めしますが、シロアリ駆除には不適ですのでご注意ください。

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2023年7月23日 (日)

蟻道を往来

蟻道を往来するオオハリアリ 昨日はシロアリ対策のため大阪府内の物件にお伺いしました。先週、先行してシロアリ駆除処理を実施した案件です。

シロアリ被害はほぼ家屋全域に広がっており、それぞれ被害部や蟻道構築部に対して薬剤処理を施しました。床下土壌表面にも複数の群飛孔(空中蟻道)が確認されており、地中には複数のコロニーがあると判断しました。そのためシロアリ侵入防止処理を実施した次第です。

シロアリ駆除処理と侵入防止処理を分けた理由は、シロアリ駆除が確実に行われたどうか確認することもその一つです。右の写真はその一つで、蟻道を壊すとクロアリの活動が確認されました。

このクロアリを捕獲、同定した結果、シロアリの天敵とされるオオハリアリでした。蟻道部から侵入したオオハリアリが、上部に床組で薬剤曝露し衰弱したシロアリを捕食しているものと考えられました。これら以外の箇所で束石部に形成された蟻道の脇に、干からびたシロアリの死骸を大量に確認しました。この結果から、適切にシロアリ駆除が完了したものと判断しました。

ちなみにオオハリアリが生息しているからといって、シロアリが駆逐される訳ではありません。クロアリが生息しているとシロアリはいなくなるといい加減なことを言う方がおられますが、そんなことはあり得ませんのでご注意ください。

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2023年7月22日 (土)

被害は床下だけでなく

勝手口側外壁シロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、シロアリ対策のため大阪府内の物件にお伺いしました。古い長屋をリフォーム中の物件で、この建築士の先生の事務所になる予定です。

既に床は全撤去されており施工前に調査した結果、シロアリ被害が複数の箇所で確認されました。古い長屋なので仕方ないところですが、現時点では活動は確認されませんでした。これらの箇所を中心に薬剤処理を施しました。

屋外部なども調査した結果、勝手口側外壁付近で蟻道の構築が確認されました。それが右の写真で、蟻道内では活動中のシロアリも確認されました。室内側でシロアリの姿が確認されなかったのは、解体時のストレスで被害部から逃走した可能性があります。このままシロアリ対策を行わなかった場合、シロアリが再侵入し被害を与える場合もあるため注意が必要です。

シロアリ被害が確認されているにも関わらず、シロアリ対策を実施せずにリフォームを進めたのちシロアリ被害が発生する場合があります。このような場合、改修工事を実施した業者に賠償を求める裁判判例がありますので業者さんはご注意いただけると幸いです。

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2023年7月21日 (金)

トイレの床がブカブカする

甚大な被害のトイレ土台 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため大阪府内の物件にお伺いしました。トイレの床がブカブカするとのことからお伺いした次第です。

問題となったトイレの床ですが、相当被害が進行しており補強のための板が貼られた状態でした。床下には和室にあった床下点検口から侵入しましたが、その和室でも畳の沈み込みが確認されました。

床下側から点検調査した結果、広範囲にシロアリ被害が確認されました。写真はトイレの土台部分ですがかなりの被害が進行している様子が確認されています。基礎面に侵入経路である蟻道の構築が確認されなかったことから、トイレ基礎内側からの侵入と判断されました。

和室は元々掘り炬燵があった箇所で、コンクリートブロック基礎の隙間に無数の蟻道が確認されました。その蟻道が大引や根太などの床組にまで到達し被害を与えていました。被害は甚大ですので、補修が必要と判断されました。

このような甚大なシロアリ被害ですが、一般的に行われている薬剤大量散布の必要はありません。適切なシロアリ駆除処理とシロアリの生態と建物構造を考慮した部分的な侵入防止処理で十分対応可能です。

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2023年7月20日 (木)

床の軋み

床の軋みの原因はシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。空家物件でのシロアリ調査が今回の案件です。

長屋になっている物件で、3住戸のうち2住戸での点検調査を実施しました。床下点検口がなかったことから大工さんに新設いただきましたが、基礎がそれぞれ独立している関係でかなりの点検口の数となりました。

写真はその床下の一部で、床組がシロアリ被害で見るも無残な状態となっています。当然床上は床の軋みが激しく、気を抜くと床が抜けそうな状態です。現在空家ですが、管理は継続しなければいけないためシロアリ対策は必須とのことです。

床下土壌表面には群飛孔も多く、地中にはかなりの数のコロニーがあると判断されます。ある程度のシロアリ侵入防止処理は必要と判断されますので、必要最小限の提案をしていきたいと思います。

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2023年7月19日 (水)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。数年前にリフォームした物件で、窓枠にシロアリ被害が確認された案件です。

シロアリ調査を前回実施しており、広範囲にシロアリ被害が確認されています。当該箇所の床下には蟻道とシロアリ被害が確認されていますが、被害部は人為的に捲られている状態でした。おそらくリフォーム時にあった被害部で、活動が確認されているか否かを確認するため捲られたものと考えられました。

リフォーム時には新しい木材には、市販の防腐防蟻剤が塗布されたようですがこれはシロアリを駆除する効果は期待できません。合成系の防腐防蟻剤やホウ酸製剤などの無機系薬剤など共に、塗布された木材は食害を受けませんがシロアリのコロニーを駆除する能力はないので注意が必要です。

シロアリのコロニーを駆除するためには、使用する薬剤の選択、処理する濃度と処理量がポイントです。単に被害部に対して薬剤を注入すれば良いというものではないのです。

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2023年7月18日 (火)

素人のような処理

素人のような処理 右の写真は、先日シロアリ駆除処理でお伺いした現場で撮影した1枚です。この物件では4月にヤマトシロアリの羽アリの発生が確認され、シロアリ調査で広範囲にシロアリ被害が確認された案件です。

この物件では過去にシロアリ防除処理跡が確認されています。写真がその箇所で土台に穿孔処理跡が確認されています。等間隔に穿孔処理されており、穿孔処理跡も汚いのが特徴です。穿孔処理には目的があり、何故穿孔が必要かを考えることが重要です。この穿孔処理跡を見ると、まるで素人が行った処理のように見えます。目的が不明瞭で、マニュアルに従って処理したようにしか見えません。

シロアリ駆除はマニュアルでできるものではありません。建物構造が違えば、シロアリの侵入経路や生息範囲が異なります。同じ建物構造であっても、シロアリの侵入経路は全く異なります。これをマニュアルで対応しようとすること自体、無理があるのです。それだけにシロアリ調査を徹底的に行い、最適な対策を立案することが重要なのです。

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2023年7月17日 (月)

垂れ下がる群飛孔

垂れ下がる群飛孔 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。今年の5月中旬に和室畳寄せの隙間から羽アリが発生したとのことからシロアリ調査でお伺いした次第です。

比較的築年数の古く戦前の建物とのことですが、増築や何度かリフォームが行われているようです。床下側から点検調査した結果、広範囲にシロアリ被害が確認されました。部分的にシロアリ防除処理の跡である穿孔処理跡が確認されましたが、被害の確認された箇所の多くでは活動中のヤマトシロアリが確認されました。

写真はその部位の一つで、床組の根太に蟻道が確認されています。ちなみに垂れ下がっているのは羽アリの出口である群飛孔です。このような空中蟻道が複数で確認され、ここから発生した羽アリが畳寄せの隙間から這い出てきたものと考えられました。

過去に薬剤大量散布によるシロアリ防除処理が行われた関係で、きちんとコロニーの駆除ができていません。それだけに徹底的なシロアリ駆除と部分的な侵入防止処理が必要と判断しました。

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2023年7月16日 (日)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、床下換気口からヤマトシロアリ羽アリの発生が確認された物件です。前回シロアリ調査を実施しており、広範囲にシロアリ被害が確認されました。

シロアリ駆除処理だけでは難しく、部分的にシロアリ侵入防止処理が必要と判断しました。今回先行してシロアリ駆除処理を実施するため、被害部から薬剤注入処理を実施しました。薬剤は一般的に使用濃度が定められていますが、これは処理後5年保証するため残効性を考慮した濃度となっています。非常の高濃度のため小員が使用している薬剤の特性を生かすには不適で、希薄濃度で使用する方がより効果的です。

希薄濃度でシロアリ駆除ができるか不安を感じる方がおられるかと思いますが、殺虫効力はかなりの低濃度でも効果を示します。シロアリは集団生活する昆虫ですので、そのコロニーを壊滅させるためにはどの濃度が最適かは自社試験により決めています。これが当社の強みであり。より低濃度で処理することで安全性を確保しています。

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2023年7月15日 (土)

狩猟免許更新講習会受講

狩猟免許更新講習会受講 昨日は西宮市市民会館での、狩猟免許更新講習会受講でした。狩猟免許のうち、わな猟免許を有しています。一般の方やハウスビルダーさんからの要請で、野生鳥獣の捕獲をお願いされることが多いことから当該免許を9年前に取得しています。

狩猟免許は国家資格で、都道府県知事が試験や更新などの実務を行います。更新は3年毎で、前回はコロナ禍であったことから講習はなく狩猟読本が配布され自宅学習となります。そのため今回の更新講習は6年ぶりとなりました。

野生鳥獣を捕まえることは、法律で原則禁止されており、捕まえるためには免許の取得又は許可が必要です。自己の所有する土地で捕まえる場合も免許又は許可が必要です。違法となる行為を行った場合、法律により罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)が適用される可能性があります。免許を持たずに野生鳥獣を捕獲する業者がいるようですので、ご注意ください。

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2023年7月14日 (金)

隙間処理

隙間処理 昨日は兵庫県内の物件に、クロアリ駆除でお伺いしました。この物件では前回調査で、室内にルリアリが徘徊していました。

ルリアリは肉食性のクロアリで、市販のアリ用毒餌剤は見向きもしません。毒餌剤に含まれている誘引成分と、ルリアリの食性が一致しないことが理由です。この物件では、キッチンでルリアリが徘徊しています。

ルリアリは外部から侵入することもありますが、壁内に営巣することもあります。これはルリアリが枯木や樹皮、腐朽した木材に営巣するため、壁内をこれらに見立てているものと考えられます。

駆除処理ではルリアリに対して効果が高い薬剤を使用して、ルリアリの侵入経路や活動想定箇所に処理を行いました。ルリアリは肉食性が強いため、少し工夫が必要となります。残念ながら市販されている薬剤では、かなり駆除には苦労すると思います。

薬剤処理は可能な限り少ない薬剤量で処理していますが、何重にも工夫した処理が必要です。過去の経験から一旦収まったと見えてもまた復活することが多い種類ですので、こうした工夫を凝らすことが重要なのです。

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2023年7月13日 (木)

古いシロアリ被害

古いシロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、比較的築年の古いリフォーム中の物件です。

この物件では広範囲にシロアリ被害が確認されましたが、複数の箇所で薬剤穿孔注入処理跡が確認されています。但し問題点が複数あり、床下の高さが確保されている箇所もあれば確保されていない箇所もありました。

写真の箇所はその一つで、今後床板を貼られると床下に侵入できません。そのため、リフォームのタイミングでのシロアリ対策は必須となります。薬剤は処理する箇所によって残効性は異なりますし、薬剤そのものの残効性は種類によって異なります。効果発現機構も違いますので、使用する薬剤の特性に応じて処理する必要があるのです。

ちなみに当該物件では土間コンクリートが打設予定とのことから、それに合わせた薬剤の選択、処理濃度と処理量の最適化を行い処理させていただきました。土間コンクリートを打設することで、シロアリが寄りやすい環境となりますが、これをきちんと説明できるシロアリ技術者は信用できる目安の一つになることを覚えていただいていただくと良いかと思います。

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2023年7月12日 (水)

壊された蟻道

壊された蟻道 昨日は外壁でシロアリ被害が確認されていることから駆除依頼をいただいた、滋賀県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている設計士さんの案件で、過去に門扉でシロアリ被害が確認されたことからシロアリ駆除処理を実施しています。

今回は門扉ではなく、外壁側でシロアリ被害が確認されたとのこと。お施主さまからの聞き取り調査では、蟻道を壊した際シロアリが確認されたとのこと。シロアリ駆除する際には、蟻道が壊されていると少し薬剤使用量が増えてしまいます。蟻道がある状態の方が、ゆっくりと注入処理すれば駆除できるため効率的です。

シロアリ防除業者がシロアリ調査を実施した際、シロアリの蟻道を壊す業者もいます。これはシロアリのコロニーを駆除する考えがなく、薬剤を撒けば良いという安易な思考によるものです。シロアリ駆除は如何にコロニーを効率的に駆除するかがポイントなのですが、安易に薬剤を撒くだけのシロアリ防除業者が多いのでご注意ください。

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2023年7月11日 (火)

壁の隙間

トビイロケアリの活動が確認された壁の隙間 昨日はクロアリ対策のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。以前シロアリ駆除でお世話になったお施主さまから、羽アリが発生していると相談をいただきお伺いした次第です。

発生したのは2階の掃き出し窓付近ですが、この物件は鉄筋コンクリート造で2階にも中庭がある構造です。現場で調査すると窓枠にある隙間から出入りする様子が確認され、捕獲した羽アリを同定した結果トビイロケアリでした。

トビイロケアリは小型に分類されるクロアリで、羽アリは少し体が大きくなります。小型の働きアリと大きな羽アリを同時に見ると、多くの方が2種類のアリがいると相談をいただくことが多いようです。しかも小さいクロアリであることからサクラアリと判断される方が多いようですが、サクラアリの羽アリは晩秋から初冬にかけて発生するのでご注意ください。

処理はトビイロケアリの想定活動箇所について薬剤処理を実施しました。最大のポイントは使用する薬剤で、種類と処理濃度、処理量を最適化することが重要です。

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2023年7月10日 (月)

残効性

床下で確認されたゴキブリの死骸 右の写真は、先日シロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。この物件では過去に羽アリが発生し、とあるシロアリ防除業者にシロアリ駆除処理が実施されたそうです。処理後から室内側でゴキブリをよく見かけたことから、市販のゴキブリ用毒餌剤を置いて対応されていたそうです。その後、知人の方から紹介で当社にシロアリとゴキブリの対策を相談いただきました。

家屋内で見かけるゴキブリでクロゴキブリで、キッチンを中心に確認されているとのこと。このようなケースでは、ゴキブリに対して効果の期待できる有効成分を持つ薬剤を使用することで期待できます。大量散布すればある程度効果は期待できますが、より効果的なのはゴキブリの潜伏場所に薬剤処理を行うことです。これにより副次的効果が期待できます。

前回薬剤処理を実施してから6年が経過し、最近ゴキブリを見かけるようになったとのことから薬剤処理でお伺いしました。床下では50匹を超えるゴキブリの死骸を確認しました。前回処理後、きちんと効果を示していたのですが、残効性の消失に伴い見かけるようになったものと考えられました。

シロアリに対してはもう少し効果を示してくれますが、ゴキブリでは有効濃度が異なるため早めに効果が切れます。ちなみにシロアリ防除処理で、ゴキブリにも効果があると謳うと薬事法違反になります。これを言ってくるシロアリ防除業者は、知識不足な業者ですのでご注意ください。

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2023年7月 9日 (日)

再調査

玄関上り框付近床下で確認された蟻道 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、5月中旬に玄関周辺で羽アリの発生した物件です。

前回、和室からシロアリ調査のため侵入したものの、床下人通口(床下通気口)が狭く点検調査できない場所がありました。そこで床下点検口を2箇所新設いただき、今回再調査のためお伺いした次第です。

右の写真は玄関上り框の様子で、上り框側の根太に蟻道の伸長が確認されています。これら以外にコンクリートブロック基礎と上り框の接点部分でも蟻道の構築が確認されています。ちなみにこれら以外の箇所にもシロアリ被害が確認されましたが、薬剤処理跡も確認されており新たな侵入はありませんでした。

当該事例では、玄関周辺のシロアリ駆除処理は必須です。しかし玄関以外の箇所について、薬剤処理は不必要と判断、定期的な点検調査で十分対応可能と判断しました。一部しかシロアリ被害がないのに、建物全体に薬剤大量散布するのが、一般的なシロアリ防除業者が実施する処理内容です。建物全体に薬剤大量散布すれば、費用が高額になるのは当然です。安価で薬剤散布するシロアリ防除業者もいますが、使用薬剤に安価なものを使用しているため注意が必要です。

当社では薬剤大量散布するシロアリ対策はお薦めしていません。安全性の高い薬剤はありますが、毒性は絶対にない訳ではないため大量散布すれば元も子もないのです。ですので当社では必要最小限の薬剤で対応することで、シロアリ駆除と安価な費用を両立させています。

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2023年7月 8日 (土)

処理跡がありますが

被害部薬剤処理 昨日はシロアリ対策のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっている建築事務所の先生からの依頼いただいた案件です。

この物件は3月にシロアリ調査を実施しており、被害が幾つか確認されました。それと同時に過去に実施された薬剤処理跡も確認されました。問題は薬剤処理跡のない箇所で蟻道の構築が確認されました。

写真の箇所はその代表的な箇所で、玄関枠の古い方で穿孔注入処理跡と木栓が確認されています。恐らく補修のため取り付けた木材に、蟻道の構築と被害が確認されました。この他社の行われた処理が根本的な間違いです。とりあえず穴をあけて、薬剤を注入すればよいというものではありません。

使用する薬剤、処理濃度と処理量を最適化することで、シロアリのコロニーを駆除することができるのです。マニュアルでシロアリを駆除しようとして、実際には駆除できなかった典型的な事例です。

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2023年7月 7日 (金)

解体時は未確認

シロアリ被害部 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中にシロアリ被害が確認された物件で、シロアリ対策立案依頼をいただいたことからお伺いしました。

シロアリ被害は広範囲に確認されましたが、多くの箇所で薬剤穿孔注入処理跡が確認されました。しかし処理跡のない箇所でもシロアリ被害が確認され、右の写真はその一つで勝手口枠です。大工さんからの聞き取り調査では、解体時にシロアリの姿はなかったとのことですが、蟻道の状態を確認すると明らかに活動していた様子でした。またこの勝手口の屋外側には切株があり、シロアリの活動が確認されました。

リフォームに伴う解体の場合、被害部から逃亡するシロアリはよく見られます。対策を実施せずリフォームを継続すると、数年後には再侵入して被害が広がる事例を何度も見ています。解体時にシロアリ被害があったからといって、薬剤処理ありきではありません。必要なのか必要でないのかを見極めるのは、シロアリ技術者の仕事です。

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2023年7月 6日 (木)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日は京都府内にある物件でのシロアリ対策でした。いつもお世話になっている建築士事務所の先生の案件で、昨年の12月にシロアリ調査を実施、1月には食害部位の修復に伴い薬剤処理を先行して実施しています。

今回は主屋と蔵についてシロアリ駆除処理と侵入防止処理を、増築部を非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施しました。増築部はベタ基礎構造ですので、基礎の屋外側化粧モルタルについて実施しています。

主屋ですが、一部で床下に侵入可能な高さがない場所や侵入はできても身動きを取ることができないような高さもあり薬剤注入処理を行うのにかなり苦労しました。その原因は無責任なリフォームで、空間の高さを確保するために床下の高さを低くしたものと考えられました。

室内の快適性は重要でしょうが、建物を支える床下を疎かにするのは如何なものでしょうか。設計に携わる方には十分な配慮をお願いしたいと思います。

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2023年7月 5日 (水)

アメリカカンザイシロアリ落翅虫

アメリカカンザイシロアリ落翅虫 昨日は6月に入ってから複数回お伺いしている、アメリカカンザイシロアリ対策でした。この物件では出窓部分でアメリカカンザイシロアリの糞の堆積が確認されたことから、脱糞孔から薬剤注入処理を実施しています。

今回は同じ出窓から、アメリカカンザイシロアリの有翅虫(羽アリ)が発生するとともに糞の堆積が確認されました。前回の調査及び駆除処理の際に確認された脱糞孔は1箇所のみで、今回の調査では新たな脱糞孔は確認されませんでした。

それでは羽アリと糞はどこから発生したのかというと、出窓の枠の隙間から発生したものと考えられました。出窓の枠(金属製)と木枠の隙間に1つだけですが糞が確認されたました。そこでこれら周辺を非破壊シロアリ探知機を用いて活動ポイントの精査を行いました。

すると脱糞孔もなく触診や打診でもわからなかった箇所で、アメリカカンザイシロアリの活動を探知しました。前回の脱糞孔とつながっていてもおかしくないような場所です。坑道の範囲を調査するため、穿孔を行いフォーム剤の注入を行った結果、前回確認された脱糞孔とつながっていないことがわかりました。そこで追加の薬剤注入処理を実施しました。

今回は羽アリが発生した関係で、活動中のアメリカカンザイシロアリ落翅虫も確認されました。落翅虫は高い確率で生存し、繁殖するため注意が必要です。ヤマトシロアリの羽アリが発生した場合慌てて薬剤処理しなくてもよく、後からゆっくりでもきちんと駆除することは可能です。しかしアメリカカンザイシロアリの羽アリが確認された時ほど、早めの調査と対応が重要です。

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2023年7月 4日 (火)

上り框のシロアリ被害

上り框のシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。玄関の上り框にシロアリ被害が確認されている案件です。

問題となった上り框の様子が右の写真で、表面の皮1枚となった部分を剥いだ様子です。内部には蟻土がぎっしりと詰まった状態です。床下側の基礎面などには侵入経路となる蟻道はありません。そのため、玄関土間の下に地中側から、コンクリート接合部を通り上り框に到達したものと考えられました。

処理は被害部から薬剤注入処理を行うとともに、玄関土間のタイル目地に穿孔を行い薬剤注入処理を実施しました。当該箇所以外にも床下では複数の被害部が確認されていますので、これら箇所にも薬剤注入処理を実施しました。

お施主さまは数年前にこの被害に気付かれたそうです。その時に連絡すればよかったのかと思われていたようですが、ここまで被害が進行するのには10年以上を要しています。住んでおられる方はこうした変化に気付かないものなので、第三者による点検調査を行うことが重要です。

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2023年7月 3日 (月)

雨漏れが要因の一つ

雨漏れに伴うシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。勝手口付近の下屋周辺で、シロアリ被害が確認されているとのことからお伺いした次第です。

現場で調査したところ、被害はシロアリによるもので右の写真のとおり広範囲に被害が確認されています。2メートルを超える高さにシロアリ被害が確認されていますが、雨漏れが要因の一つです。シロアリの侵入は地中からで、雨が伝わっていた柱部分から被害が始まっていました。

問題はこの物件の構造で、増築部であるため床下点検口がありません。下屋部分のつくりを含めて、意識されたリフォームでなかったことが伺えます。この構造から床下側からの点検調査も必須であると判断したため、床下点検口を新設した上で再度点検調査を実施する運びとなりました。恐らく床下側からもシロアリが侵入しているのではないかと考えられました。

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2023年7月 2日 (日)

4年振り

侵入種はルリアリ 右の写真は2階キッチン周辺でクロアリが徘徊するとご連絡をいただき、採取した1枚です。同定した結果、家屋侵入種として当該ブログでもよく紹介するルリアリです。

ちなみにこの物件ではクロアリがよく侵入し、その都度対応させていただいています。2010年には同じルリアリが、2013年にはトビイロケアリ、2016年には再びルリアリが、2017年にはテラニシシリアゲアリ、2018年と2019年は2年連続でルリアリの徘徊が確認されています。元々畑であったところなので、特にクロアリが多かったのでしょう。

今回4年振りの侵入となりましたが、毎回2階キッチンでの発生です。いまのところ外部からの侵入で、壁内に営巣している訳ではなさそうです。室内側と屋外側での対策が必要となりますが、梅雨時期のため処理のタイミングが難しいところです。天気予報を睨みながらですが、既に今月も予定がいっぱいですので、上手くタイミングを見計らって対応したいと思います。

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2023年7月 1日 (土)

2023年7月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボ2307トップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は数年前に大阪府内のマンションで確認されたトビイロケアリで、複数の住戸に侵入した事例です。

管理会社さんはとりあえずアリ用毒餌剤を設置したそうですが、全く見向きもしなかったことから当社に駆除依頼をいただいた次第です。設置されたアリ用毒餌剤の説明書には、トビイロケアリも対象種となっています。毒餌剤を食べなった理由として、アリであればこの誘引成分と先入観を持ったことではないでしょうか。

確かにトビイロケアリに餌を与えた場合、季節によって食べる場合と食べない場合があります。恐らく巣の成熟度合いによって、好む餌が変わるのでしょう。閉鎖空間であれば、与えた餌はコンスタントに食べてくれますが、自然界ではそうはいかないようです。

住戸室内側では入居者さまが殺虫スプレーの噴霧を行われていたようですが、当社ではお薦めしていません。市販の殺虫スプレーの多くは合成ピレスロイド系薬剤が使用されており、致死効果もありますがそれ以上に忌避性が発揮されます。

天然の除虫菊に含まれるピレトリン等を化学的に修復、効果と安全性を向上させたものが合成ピレスロイドです。安全性がウリですが忌避性も併せているため、その特徴をわかった上で使用しなければなりません。室内に侵入したアリの場合、殺虫スプレーが直接噴霧された場合は致死しますが、薬剤に触れていない場合は忌避します。即ちアリの活動範囲をかえって広げてしまっているというのが事実です。

アリは種類によって生態が大きく異なり、特に餌の嗜好性も違います。そのためアリの同定を行い、その生態と行動傾向から最適な対策を立案する必要があります。その際、使用する薬剤の種類や濃度、処理量などを最適化して当社では処理を行います。

アリの種類を特定せず、とりあえず薬剤を撒きますという害虫防除業者がいます。これは薬剤を大量散布し家屋そのものを忌避性薬剤でドブ漬けするようなもので、害虫を寄せ付けない方法です。これでは薬剤の残効性が消失に伴い、再侵入するのは目に見えています。業者にとっては好都合で、残効性が消失したのを理由に、再度処理を行い費用請求するのです。当社では根本を駆除することを目的とした処理を行います。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考いただきますようお願いいたします。

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