非破壊シロアリ探知機点検調査
この物件は17年前、基礎外断熱部分から大量の羽アリが発生した物件です。
壁面サイジング下を部分的に撤去、シロアリ被害は壁内木部の一部にまで広がっている様子が確認されました。
基礎外断熱の上端をカッティング、薬剤処理をカッティング面と壁面の両面から対応しています。
基礎外断熱構造ですので、室内や床下側への薬剤処理は厳禁です。揮散した薬剤や有機溶剤が室内側へ流入し、お住いの方が長期にわたって曝露することが理由です。
予防処理として基礎際に対して土壌灌注処理を行う方法もありますが、家庭菜園されていることもあり点検調査を主体とした対策を実施しています。
点検調査として建物外周部にシロアリ監視ステーションを設置し、点検調査を実施しています。また非破壊シロアリ探知機を用いて、基礎面の点検調査を実施しました。
特に侵入リスクが考えられる、基礎外断熱面のカッティング未実施部分については入念に点検調査を実施しています。敷地内にはシロアリの生息は確認されていますが、基礎外断熱内への侵入は確認されておらず良好な状態を継続できています。
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