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2025年5月13日 (火)

和室で確認された羽アリ

床下放置木材に確認された被害及び群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。

和室で羽アリが確認されたとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

発生した羽アリはヤマトシロアリで、発生した和室内にシロアリ被害は確認されませんでした。

床下側から点検調査を実施した結果、床組にシロアリ被害や侵入は確認されませんでした。

しかし床下に放置された木材にシロアリ被害が確認されるとともに、被害部に群飛孔(羽アリの出口)が確認されました。

おそらくこの群飛孔から発生した羽アリが、床板の隙間などから室内側へ出てきたのではないかと考えられました。

当該事例の現象は、薬剤大量散布後でよく見られます。薬剤大量散布すると、シロアリが駆除できると考えているケースが多く見られます。これが間違いで直接薬剤と接触したシロアリは致死しますが、多くの薬剤は忌避のよって逃亡します。

薬剤が分解消失すると、地中にあるコロニーから再侵入する事例があるのです。シロアリ駆除を理解しておらず、薬剤大量散布に頼る業者が多すぎます。業者によっては保証期間が過ぎて以降にシロアリが再侵入するのを歓迎することもあり、一体何を考えているのかと思うこちが多々あります。

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